BMW『X3』次期型、曲面ディスプレイ初採用のコックピットを激写

BMW X3 次期型プロトタイプのコックピット(スクープ写真)
BMW X3 次期型プロトタイプのコックピット(スクープ写真)全 12 枚

BMWの主力クロスオーバーSUV『X3』次期型の開発が終盤に差し掛かっている。凍てつくスカンジナビアで捉えたプロトタイプからは、初めてコックピットの様子を確認することができた。

次期型X3は、BMWの他モデルと同様にICE(内燃機関)とBEV、2種類のバージョンが登場する。BEVの『iX3』は新たな電動車プラットフォーム「Neue Klasse(ノイエ・クラッセ)」を採用すると思われるが、ICEは従来の「CLAR」をアップデートしたものが採用されるという。今回捉えたプロトタイプはICE版のX3だ。

BMW X3 次期型プロトタイプ(スクープ写真)BMW X3 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

ボディ全体がラッピングされているのはこれまでと変わらないが、薄くなったカモフラージュからはかなりディティールが確認できる状態だ。キドニーグリルは正方形に近い形になり、フロントフェンダーの上部に差し掛かるボンネットなどは、新型『X1』との共通性が感じられる。ボディサイドまで伸びる「スイープバックヘッドライト」、その内部にはL字型のLEDデイタイムランニングライトが配置されていることもわかる。

側面では、流線型のボディワークと、緩やかに上昇するベルトライン、フラッシュマウントドアハンドル、傾斜したルーフラインが見てとれる。後部では、よりエッジの効いたテールゲート、その下部に移設されたナンバープレートや、「X」をモチーフにしたLEDテールライトを装備することも確認できる。

BMW X3 次期型プロトタイプのコックピット(スクープ写真)BMW X3 次期型プロトタイプのコックピット(スクープ写真)

そして今回の目玉がコックピットだ。そこには、12.3インチのデジタルインストルメントクラスターと14.9インチのインフォテインメントシステムを組み合わせた「カーブド・ディスプレイ」が初搭載されている。また2色のステッチが配されたフラットボトムステアリングホイールも新たに装備されている。

センターコンソールも完全に刷新され、ミニマルなデザインが採用されている。スイッチのようなギアシフターと新iDriveコントローラーが装備されている。

ICE版X3のパワートレインは、最高出力259ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載する可能性があるほか、プラグインハイブリッドをラインナップ。また特定の市場ではディーゼルエンジンも継続されるとみられる。デビューは数か月以内と予想される。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. 世界最強の2.0ターボ搭載車に幕、メルセデスAMG『CLA 45 S』最終モデルが登場
  5. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る