トヨタ、ヤリスなど79万台をリコール…前輪ロアアームに不具合

・トヨタがロアアームの不具合でリコール

・対象はヤリス・アクア等3車種79万台

・融雪剤による腐食が原因で走行不能の恐れ

トヨタ ヤリス
トヨタ ヤリス全 2 枚

トヨタ自動車は1月31日、前輪ロアアームのボールジョイント取付部の耐久性に問題があるとして、約79万台のリコールを実施すると発表した。

リコール対象となるのは『ヤリス』『アクア』『シエンタ』の3車種で、2019年12月11日から2024年1月19日に生産された79万0329台。

不具合の原因は降雪地域で使用される融雪剤による腐食で、前輪ロアアームのボールジョイント取付部に亀裂が生じることが判明した。この亀裂が進行すると、最悪の場合ロアアームが破断し、ボールジョイントが脱落して走行不能に至る可能性がある。これまでに20件の不具合が確認されているが、事故は発生していない。

トヨタは、全車両の左右ロアアームを対策品に交換する改善措置を取る。部品の準備が整い次第、使用者に通知し、交換を行う予定だ。リコールの情報は、トヨタのインターネットホームページに掲載されるほか、ダイレクトメールや自動車特定整備事業者向けの機関誌にも掲載される。

リコール対象車の車台番号の範囲には、対象外の車両も含まれている場合があるため、詳細はトヨタお客様相談センターまで問い合わせるか、トヨタのウェブサイトで確認するよう呼びかけている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  3. 「ゴツい見た目に、爽やかなブルーは反則」新型トヨタ『セコイア』発表で高まる日本導入への期待
  4. 歴代最強? 新型ポルシェ『カイエン』はこうなる! 最上級グレードは1000馬力超え
  5. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る