ゴルフGTIの電動版、「GTE」に改良新型…268馬力に強化、EVモードは100kmに

フォルクスワーゲン・ゴルフ GTE 改良新型
フォルクスワーゲン・ゴルフ GTE 改良新型全 10 枚

フォルクスワーゲン(Volkswagen)は、『ゴルフ』の高性能な電動モデル、「ゴルフGTE」の改良新型を欧州で発表した。

写真:VW ゴルフ GTE 改良新型

ゴルフGTEは、ゴルフ伝統の高性能モデル「ゴルフGTI」の電動版に位置づけられる。プラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを搭載しているのが特長だ。改良新型では、PHEVパワートレインが進化している。

改良新型ゴルフGTEのPHEVパワートレインは、エンジンが従来の1.4リットルから1.5リットルに変更された。この直噴1.5リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」に、モーターを組み合わせる。PHEVシステム全体のパワーは、242hpから268hpへ、26hp引き上げられた。268hpのパワーは、ゴルフGTI改良新型の261hpを7hp上回る数値だ。トランスミッションは6速DSGとした。

また、二次電池のリチウムイオンバッテリーの蓄電容量を、13kWhから19.7kWhに、およそ5割大容量化した。これにより、EVモードの「Eモード」の航続を従来の62kmから最大100kmに拡大している。

バッテリーが充分に充電されている状態では、常にEモードで発進する。バッテリーのエネルギー容量が一定のレベルを下回るか、速度が130km/h を超えると、駆動システムはハイブリッドモードに切り替わる。

改良新型のエクステリアは、ゴルフGTI改良新型に準じる。フロントバンパーに新デザインの大型ハニカムグリルを装備した。エアガイドとスプリッター風のフロントスポイラーが付く。バンパーには、片側5灯のLEDフォグランプを装備した。リアは、ブラックのディフューザーを装備した。

インテリアでは、ゴルフGTI同様、チェックパターンのプレミアムスポーツシートと、革巻きのマルチファンクションスポーツステアリングホイールを採用した。インフォテインメントシステムは、12.9インチの「Discover」仕様だ。新しいタブレット型MIB4ディスプレイは、温度と音量調節のタッチスライダーが新開発された。より人間工学的に使いやすくなり、照明も付く。ヘッドアップディスプレイを、オプションで用意している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 新型取締機「JMA-520/401」に対応、セルスターがコンパクトな一体型レーダー探知機を発売
  4. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  5. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る