ホイール選びの奥義!? サイズ選びからフェイスのチョイスまでを知る~カスタムHOW TO~

ホイール選びの奥義!? サイズ選びからフェイスのチョイスまでを知る~カスタムHOW TO~
ホイール選びの奥義!? サイズ選びからフェイスのチョイスまでを知る~カスタムHOW TO~全 5 枚

カスタマイズの第一歩であり、奥深いのがホイール選び。せっかくホイールを社外品に交換するなら、ホイールとフェンダーの出具合が一直線の「ツライチ」にしたいと思う人もいいだろう。

【画像全5枚】

そこで純正ホイールよりももっとホイールが車体外側に来るようにリム幅が広かったり、インセットが小さいホイールを選ぶことになる。しかし、ここで難しいのがそのサイズ選びだ。

◆見た目で重要な『ツラ』の具合で印象激変!

純正ホイールで純正車高のときのフェンダーのツラまでの距離は計測すればわかる。しかし、ホイールを装着するときに車高を落とす人も少なくない。クルマを買ってホイールと車高調を入れて、とりあえず見た目をバシッと決めるという人が多いのだ。そうなるとホイール選びは急速に難しくなる。

車高を落とすとほとんどのクルマの場合キャンバー角がネガティブ方向に大きくなる。つまりハの字になる。そうなるとホイールの上半分がボディ内側に倒れてくるので太いリム幅のホイールもインセットが小さなホイールもフェンダー内に収まってしまう。そうなるとかなり攻めたサイズまで合法的に履けてしまうのだ。その車高の落とし具合やキャンバー角をどれくらいにするかに合わせてホイールを選ぶ必要が出てくる。そして、そんなホイール選びのときに気をつけたいのがフェイスだ。

◆ギリギリを攻めるには『フェイス』が重要!

フェイスとはリムからスポークへの湾曲などの設計のこと。ホイールはさまざまなサイズがあるが、実は何種類かに分かれる。フェイスが大体4種類くらいに別れていて、フェイスによってスポークの湾曲具合などが違っている。

ホイールのリム幅やインセットは細かく別れているが、スポークの落とし込み具合(コンケーブ)などはサイズごとに細かく変わっているわけではなく、いくつかの設計に当てはめられているのだ。

たとえば、7.0Jから8.5Jまではコンケーブが浅いフェイスだが、9.0Jになると深いコンケーブデザインになったりするのだ。人によって好みもあるので一概には言えないが、一般的にコンケーブは深いほうが迫力が出て人気が高い。せっかくならそういった見た目にしたいが愛車に装着できるサイズだとコンケーブが深いサイズが入らないということもあるのだ。

なのでサイズによってフェイスに種類があるホイールを購入する際は要注意。たいてい広告やデモカーに使われているのはもっとも深いコンケーブのフェイス。それを期待して購入すると、いまいち平面的な彫りの浅いホイールが届いたりするということなのだ。

とはいえ、ホイールサイズには入る限界がある。どうしても深いフェイスのものを入れるのであれば、車高を下げれば自然とキャンバー角が増えるのでそれで入れるようにするか、車高調が装着されているならその取付ブラケット部でキャンバー角を増やす。また、アッパーマウントがピロボール式ならその固定位置でキャンバー角を増やす。アッパーアームを調節してキャンバー角をつけるなどしてフェンダー内に収まるようにできれば、深いフェイスを収めることも可能だ。

ストラット式サスの場合、比較的簡単にキャンバー角が付けられる。とくにキャンバーボルトと呼ばれる偏芯ボルトを使うとキャンバー角が付けられるが、キャンバーボルト自体はサーキットをガンガン走っていいものではないので、サーキット派にはオススメできない。そういった人はピロアッパーと組み合わせるなどの対策を考えたい。

◆ギリギリを狙うにはフェンダー加工も手段となる

もしくはフェンダー側を広げる場合もある。クルマによってはキャンバー角をつけるとタイヤとサスペンションが干渉してしまうものもある。そんなときはフェンダーの爪折りとか叩き出しで外側に出たタイヤを収めるようにするしかない。社外のワイドフェンダーにするとか、本格的に板金作業で鉄板を切って広げるなども選択肢の一つとなる。

せっかくホイールを買うならカッコいいものを選んでもらいたいが、ホイールは購入後に調整ができないのでかなり難しい。そのあたりはノウハウを豊富に持ったプロショップの手を借りるのが一番。

なお、信じられないことにそういったプロショップに電話をして、「ネットでホイールを買うのでオススメサイズを教えて欲しい」などという人が後をたたないという。そういったノウハウの蓄積こそがプロショップの腕の見せ所。難しいサイズ選びのホイールはプロショップで相談し、購入してもらいたいものだ。

《加茂新》

加茂新

加茂新|チューニングカーライター チューニング雑誌を編集長含め丸15年製作して独立。その間、乗り継いたチューニングカーは、AE86(現在所有)/180SX/S15/SCP10/86前期/86後期/GR86(現在所有)/ZC33S(現在所有)。自分のカラダやフィーリング、使う用途に合わせてチューニングすることで、もっと乗りやすく楽しくなるカーライフの世界を紹介。

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