ジャンラインからモレルとARC AUDIOを組み合わせた新デモカー、レクサス LBX 登場…大阪オートメッセ2024

レクサス・LBX COOL by ジャンラン&パートナーズ(製作はマリノサウンド)
レクサス・LBX COOL by ジャンラン&パートナーズ(製作はマリノサウンド)全 7 枚

選りすぐりのカーオーディオを輸入するジャンライン&パートナーズ。大阪南港で開催されるオートメッセに毎年出展と、デモカーを製作して積極的なプロモーションを行っている。

大阪オートメッセ2024のデモカーして選んだレクサス『LBX Cool』は昨年秋に発売されたレクサスのラインアップの中で最もコンパクトなラグジュアリーカー。内外ともにレクサスの需要とSUVカーの人気は高まるばかりだ。

クルマの中で「いい音で聴きたい」と願うとき、大掛かりな物量展開をイメージする人も多いだろう。現実では、コンポーネント/ユニット選びや取り付けも気になるところでトータルな価格を含め、システム全体をイメージしてみることがまず大切だ。

同デモカーはモレルとアークオーディオを販売するマリノサウンドの岩崎氏がインストールを手がけて、サウンドクオリティの達成と価格の面ではリーズナブルなシステムデザインを打ちだしていて、スピーカーはモレルで決定。岩崎氏の音創りの経験からLBX Coolにふさわしいユニットを選んだ。Spuremo Picololl(スプリーモ ピッコロ2)ツイーター、CDM700のミッドレンジ、HYBRID NW6 MKllミッドバス、そしてサブウーファーは小容量設計のULTIMO Power Slim PS104Dをリアラゲッジ床にビルトイン。ほかセンター用スピーカー(CCWR254)を装備する。

◆使い勝手のよい質実剛健さとハイファイサウンドを両立!!
"BLACKBIRD"&"NIGHTHAWK"

同デモカーはフロント3ウェイ+サブウーファーを組み合わせた4ウェイ構成。このような3+1のマルチ構成は近年、スタンダードになりつつある。なお純正オーディオもマルチ化が増えている。

複数のスピーカーを鳴らすとき、DSPとスピーカーと同じ数のアンプが必要となる。BLACKBIRD(以下ブラックバード)は、8 in12 outに対応、高性能DSPと8chのアンプを内蔵(アンプ出力4Ω時75W×8ch)する便利なユニットだ。DSPのプラットフォームは32bit/最大96kHzの処理を可能とし、デジタルクロスオーバーは444バンド1/3オクターブ、パラメトリックイコライザーも高い水準へと向上した。取り付け面では小型なため、シート下やコンパートメントに収めることができる。とくに嬉しいのは豊富な入出力端子を装備しているところ。純正オーディオ(ハイレベル)入力ほか、RCAライン入力、デジタル機器の接続、RCAライン出力4chも備え持つ。

一方、ナイトホークはハイパワーを叩き出す動作クラスD級採用の2chパワーアンプ。本体はブラックバードと同じサイズでブラックバードを運転席下にセット。ナイトホークを助手席下にという取り付けが可能になる。4Ω時の出力は250W×2cn(2Ω時=400W×2ch)、ブリッジ接続では4Ω時800W×1chと高出力アンプに変身!サブウーファー用として遺憾なく威力を発揮してくれる。

ブラックバード・DSPアンプは純正オーディオ(ディスプレイオーディオ含む)の環境下での接続、またスマホや本格的なDAPを使ったハイレゾ音源を楽しむ熱心なオーディオファンまで幅広く応えてくれる。取材の最後にひと昔のJAZZフュージョン、Fourplay/Between The Sheetsの冒頭一曲目を聴かせてもらった。このアルバムはダイナミックレンジが深く、またFレンジは広くてインストーラーにとって厳しい曲だが、誇張感もなくスマートに鳴らしきる。安定した低域の音の出方、リニアに伸びる高域の音の出方、歪みを感じることなく、音像定位と帯域バランスを整えたシャープなチューニングが施されている。高忠実といったトランスデューサー(変換器/すなわちスピーカーのこと)モレルのポテンシャルを上手く引き出し開放的(鳴りっぷり)の良さが感じられた。

《永松巌》

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