ポルシェジャパンは3月11日、新型のフル電動スポーツセダン『タイカンターボGT』と『タイカンターボGTヴァイザッハパッケージ』の予約受注を開始した。
タイカンターボGTは、静止状態から100km/hまで2.3秒、ヴァイザッハパッケージ装着車両は2.2秒で加速し、最高速度は305km/hに達する。ローンチコントロール使用時の最高出力は1108psで、タイカンターボSより最大75kg軽量化されている。2シーターまたは4シーター仕様車で、ポルシェアクティブライドサスペンションが標準装備されている。
サーキット走行に特化したヴァイザッハパッケージは、リヤシートを取り外し、パワーウェイトレシオを向上させている。リアアクスルには、炭化ケイ素を使用したパルスインバーターが採用され、効率的なパワーを提供する。
開発ドライバーのラース・ケルンは、タイカンターボGTのヴァイザッハパッケージ仕様車でラグナセカ市販電気自動車最速となる1分27秒87を記録。ニュルブルクリンクでは試作バージョンが7分07秒55のラップタイムを記録し、タイカンターボSの記録を26秒上回り、ニュルブルクリンク最速の4ドア車となった。
モデル責任者のケビン・ギークは、サーキットでの実力を証明するためには、加速、ブレーキング、コーナリング時のグリップ、エアロダイナミクス、安定性、ファインチューニングの総合的なパッケージが重要であると述べた。
価格はタイカンターボGT、同ヴァイザッハパッケージともに3132万円。
