[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]「アンプ内蔵DSP」と「外部プレーヤー」で、純正スピーカーの音が激変!?

ゴールドホルン・DSPA 810PRO(GDT68 PRO)
ゴールドホルン・DSPA 810PRO(GDT68 PRO)全 3 枚

音楽好きなドライバーに向けて、その音楽をより良い音で楽しむための“スタートプラン”を具体的に提示している当連載。プランを示してくれるのは、全国の有名「カーオーディオ・プロショップ」だ。今回は、近畿地区にて店舗展開する『AVカンサイ』の岩元さんに話を訊いた。

テーマは「総予算20万円のスタートプラン(スピーカー交換以外)」。さて、その内容とは……。

◆システムの最上流からスピーカーの手前までを、一気に高音質化!

早速『AVカンサイ』の岩元さんに、総予算が20万円の場合のスピーカー交換以外のお薦めプランを訊いてみた。

「スピーカー交換以外となると、“パワーアンプ内蔵DSP”をお使いいただくのが良いと思います。特に純正スピーカーがマルチウェイになっている場合には、これを使うことでサウンド制御を緻密に行え、結果、聴こえ方が大きく変わります。

逆にドアのフルレンジスピーカーのみで音楽を鳴らしている車種では、スピーカー交換の方が良いですね。高性能なサウンドチューニング機能をシステムに付与しても、その効果は限定的にならざるを得ません。スピーカーを換えた方が違いが大きく現れます。

で、ご予算が20万円おありでしたら、比較的にリーズナブルな“パワーアンプ内蔵DSP”と、そこそこの“DAP”とを併せて導入されても良いと思います。

というのも“パワーアンプ内蔵DSP”には外部入力端子が備わっていますから、そこに外部音楽プレーヤーを接続すればシステムの最上流からスピーカーの手前までのすべてを高音質化させられます」

ミューディメンション・DSP610ABミューディメンション・DSP610AB

◆ソースユニットに何を使うかでも音が変わる! スマホのダイレクト接続もお薦め!

「ソースユニットに何を使うかは、最終的な出音のクオリティに大きく影響してきます。

なお“パワーアンプ内蔵DSP”を使う場合には、ナビやラジオやテレビの音声が聴こえなくなると困りますので、メインユニットのスピーカー出力を“パワーアンプ内蔵DSP”へと入力します。しかし音楽は、“パワーアンプ内蔵DSP”にダイレクトに繋いだ外部プレーヤーで聴かれた方が、より良い音で楽しめます。

せっかく“パワーアンプ内蔵DSP”を使うのですから、その性能を引き出せないともったいないです。DAPでなくても構いません。お手持ちのスマホを繋いでも、メインユニットで音楽を聴くより高音質です。

なお音にこだわるのであればスマホは有線接続をした方が良いのですが、ワイヤレス接続をされたいのであれば、車載用のBluetoothレシーバーを使われると良いと思います。

音の良いモデルも出ています。“オーディソン”から『B-CON』(税込価格:3万3000円)というモデルが発売されていて、当機は高音質BluetoothコーデックのLDAC(エルダック)に対応しています。同コーデックに対応したスマホやDAPなら、ワイヤレス接続でも良い音で音楽をお楽しみいただけます。

なのでご予算が20万円ある場合には、“パワーアンプ内蔵DSP”と『B-CON』とを導入されても良いですね」

ゴールドホルン・DSPA 810PRO(GDT68 PRO)ゴールドホルン・DSPA 810PRO(GDT68 PRO)

◆10chをコントロールできると、システム対応力も高まる!

続いては、どのような“パワーアンプ内蔵DSP”がお薦めなのかを訊いてみた。

「音の良いものから使い勝手が高いものまでさまざまありますが、例えば“ミューディメンション”の『DSP610AB』(税込価格:13万2000円)は、当店でも多くのお客様にお使いいただいています。当機はご予算20万円の場合には価格的にもちょうど良く、使い勝手的にも音質性能的にもバランスが良いと思います。10chをコントロールでき、内蔵パワーアンプも10ch分が備わっていますのでシステム対応力も高いです。

当機とDAP、もしくは当機と『B-CON』とを組み合わせて、スピーカーケーブルの引き直し工賃も含めて総額20万円前後で収まると思います(車両によりケーブルの引き直し費用が変動)。

または、“ゴールドホルン”の『DSPA 810PRO(GDT68 PRO)』(税込価格:12万1000円)もお薦めです。当機は10chのコントロールを行えて内蔵パワーアンプも8ch分が備わっています。価格も手頃で音も良いです。

お近くに『AVカンサイ』の店舗があれば、ぜひお気軽にお越しください。さまざまなご提案ができると思います。お待ちしています」

《太田祥三》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. なぜ? 日産 リーフ 新型がクロスオーバーSUVに変身した理由
  2. もしも流行の「2段ヘッドライト」がなかったら…!? 一流デザイナーが斬新なフロントマスクを提案
  3. 東京外環道、千葉県内の4つのインターチェンジがETC専用に…9月2日から
  4. 新型EV『マツダ6e』、欧州で今夏発売へ...日本のおもてなしを体現
  5. トヨタ『GRヤリス』にモータースポーツ由来の空力パーツ採用!「エアロパフォーマンス」誕生
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  3. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  4. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る