自動車ディーラーの9割が集客に危機感、カーシェアに期待…エニカ調べ

・9割のディーラーが集客に危機感

・若者のクルマ離れが集客課題

・カーシェアへの期待とディーラーカーシェアの拡大

自動車販売に関するディーラー動向調査2024
自動車販売に関するディーラー動向調査2024全 9 枚

DeNA SOMPO Mobilityが運営するカーシェアサービス「エニカ」は3月27日、「自動車販売に関するディーラー動向調査2024」を発表。自動車ディーラーの集客に関する現状と課題、カーシェアサービスへの期待が明らかになった。

調査結果によると、90%のディーラーが集客に対して危機感を感じており、特に経営層と現場スタッフがその感覚を強く持っていることが判明した。集客課題としては、「チラシ・DM・イベントなどの効果が低迷」と「若者のクルマ離れによる自然来客の減少」が半数以上のディーラーから選ばれている。これは時代の変化による従来型集客活動の低迷と若年層へのアプローチの難しさを示している。

また、ディーラー店舗担当者の63.2%が若者のクルマ離れを痛感している。時代による環境の変化で、従来型の集客活動の効果が低迷していることと同時に、若者のクルマ離れでディーラー店舗への来店が減少していることを一番課題視しているのは現場に立つ店舗担当者であることがわかった。

一方、半数以上のディーラーがカーシェアサービスに期待を寄せており、「エニカ ディーラーカーシェア」の累計加盟店舗数は過去2年で約4倍の390店舗を突破した。ディーラーはカーシェアを新しい集客手段として捉え、試乗車を有効活用することでコスト削減や中長期的な顧客層へのアプローチが可能になると考えている。また、カーシェア体験を通じて、購入後の日常使いのイメージや不安解消につながることを期待している。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  4. 「スポーツバイクの王者」新型スズキ『GSX-R1000』発表! 40周年で大幅改良、日本市場復活なるか
  5. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る