ロボットを着てリアルファイト!? GWはSusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースに行ってみようか

外骨格スーツによるボクシング的ゲーム『RFIGHT』のデモンストレーション。
外骨格スーツによるボクシング的ゲーム『RFIGHT』のデモンストレーション。全 3 枚

4月27日から5月26日まで、東京・お台場周辺で開催される「SusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースプログラム」の展示内容の一部が、4月9日に先行公開された。

同イベントは、東京都による『未来の東京』戦略を推進する事業のひとつで、有明アリーナ、日本科学未来館、シンボルプロムナード公園、海の森エリアの4つのエリアを使って、「2050年の東京」を予感できる、テクノロジーや食や仕事や文化などライフスタイルを体験できる、としている。

外骨格スーツによるボクシング的ゲーム『RFIGHT』のデモンストレーション。外骨格スーツによるボクシング的ゲーム『RFIGHT』のデモンストレーション。

今回のイベントでは各種パーソナルモビリティやドローンが展示される。しかし、それよりも目を引いたのは“ロボットを着て”戦うボクシング的ゲーム「RFIGHT」だ。

一見すると、パワードスーツのように見えるが、このスーツに動力源はない。人の身体の動きをそのまま拡大する「外骨格スーツ」なのだ。日本のベンチャー企業スケルトニクス社が開発するこの「ロボットスーツ」は昨年秋のジャパンモビリティショーでも展示やデモが行われていたので、記憶している人もいるだろう。

◆人機一体の超人スポーツプロジェクト

従来のスケルトニクス社のロボットスーツ(外骨格スーツ)は、イベントでのデモンストレーションなど「見せる」要素が強かったが、このRFIGHTはロボットスーツを使った「新感覚のテクノスポーツ」だとしている。アームを使って殴り合うと、機体に内蔵されたセンサーがダメージを判定することで、「まるで格闘ゲームの中に入ったように対戦できる」という。

今回、「RFIGHT」のクレジットがスケルトニクス社ではなく「超人スポーツプロジェクト」となっていた。「人間拡張工学」に基づいて、人の身体能力を超える力を身につけた「超人同士」が競い合う「人機一体」のスポーツを想像するという。Webページには、MRゲームのHADOなどもあるが、ゲームなのかスポーツなのかお遊びなのか判らないものが渾然一体となっている。

eスポーツやVR系のスポーツも今はいっぱいあるが、対人で汗を流したい人には、RFIGHTみたいな判りやすさが大切かもしれない。

外骨格スーツによるボクシング的ゲーム『RFIGHT』のデモンストレーション。外骨格スーツによるボクシング的ゲーム『RFIGHT』のデモンストレーション。

RFIGHTは「ロボットに乗って戦ってみたい」という、日本人なら多くの人が一度は夢想しそうなことを実現したという。SusHi Tech Tokyo 2024ショーケースプログラムで実物が体験できる。

◆ SusHi Tech Tokyo 2024 ショーケースプログラム 開催概要

有明アリーナ:2024年5月17日(金)~2024年5月21日(火)
日本科学未来館:2024年4月27日(土)~2024年5月26日(日)/5月7日、5月14日は休催
シンボルプロムナード公園:2024年5月12日(日)~2024年5月26日(日)
海の森エリア:2024年5月12日(日)~2024年5月21日(火)

《根岸智幸》

メディアビジネスコンサルタント、ソフトウェアエンジニア、編集者、ライター 根岸智幸

メインフレームのOSエンジニアを皮切りに、アスキーで月刊アスキーなど15誌でリブート、リニューアル、創刊を手がける。クチコミグルメサイトの皮切りとなった「東京グルメ」を開発し、ライブドアに営業譲渡し社員に。独立後、献本付き書評コミュニティ「本が好き!」の企画開発、KADOKAWA/ブックウォーカーで同人誌の電子書籍化プロジェクトなど。マガジンハウス/ananWebなどWebメディアを多数手がけ、現在は自動車とゲーム、XRとメディアビジネスそのものが主領域。 ・インターネットアスキー編集長(1997-1999) ・アスキーPC Explorer編集長(2002-2004) ・東京グルメ/ライブドアグルメ企画開発運営(2000-2008) ・本が好き!企画開発運営(2008-2013) ・BWインディーズ企画運営(2015-2017) ・Webメディア運営&グロース(2017-) 【著書】 ・Twitter使いこなし術(2010) ・facebook使いこなし術(2011) ・ほんの1秒もムダなく片づく情報整理術の教科書(2015) など

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