再建途上のビッグモーター、夜間に相次ぐ展示車の盗難被害[新聞ウォッチ]

ビッグモーター(イメージ)
ビッグモーター(イメージ)全 1 枚

「災難」としか言いようもないが、それにしても盗っ人の手口が大胆極まる。大手総合商社の伊藤忠商事による支援を受けて、経営再建に取り組んでいる中古車販売大手のビッグモーターの複数の店舗で、展示中の中古車の盗難被害が相次いでいるという。

きょうの朝日などの各紙が、社会面に「ビックモーター展示車の盗難相次ぐ、夜間に屋外で」などと大きく報じている。それによると、群馬、埼玉、山梨、長野の各県にあるビックモーターの6店舗で、これまでに29台の被害を確認し、いずれも閉店後に国産の中古車が狙われており、各県警が窃盗事件として捜査しているそうだ。

ビッグモーターによると、最初は1月29日に館林店(群馬県館林市)で8台の盗難が発覚。その後、3月2日に春日部店(埼玉県春日部市)で3台、4月2日に坂戸店(同県坂戸市)で10台、4月5日に甲斐店(山梨県甲斐市)と甲府店(甲府市)で計5台、4月9日にも松本店(長野県松本市)で3台盗まれたという。

いずれも店舗の敷地内の屋外に展示中で、深夜などの営業時間外の夜間に盗まれているのが特徴。店舗では赤外線センサーなどの防犯装置を付けているが、警報装置が鳴って反応したため、すぐに警備会社の警備員が店舗に駆けつけたものの、すでにその前に車が持ち去られていたという。

ビッグモーターでは、それぞれの地元県警に被害届を提出したというが、「県警は同一の犯人による連続窃盗事件の可能性を視野に捜査している」(朝日)とも伝えている。

2024年4月11日付

●円安34年ぶり152円台、米物価上昇拡大利下げ先送りの見方(読売・2面)

●ガソリン価格3週連続上げ(読売・8面)

●日産賃上げ税制利用できず、下請法違反勧告資格取り消し (朝日・6面)

●BM展示車盗難相次ぐ、4県で29台夜間に屋外で(朝日・23面)

●中古車登録台数増、3年ぶり新車販売伸び、23年度 (毎日・6面)

●中国新車販売9.9%増、EVなど新エネ車3割超、3月(産経・10面)

●首都高,更新に3056億円、羽田トンネルは25年度着手 (日経・27面)

●「道の駅」被災支援の足場に、能登地震、トイレや非常食確保、防災重点、全国に39カ所 (日経・34面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  3. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る