ワインセラーのようにクルマを保管、「No Garage, No Life」な愉しみ方…オートモビルカウンシル2024

The Room/FILO
The Room/FILO全 4 枚

4月12~14日の3日間、幕張メッセで開催された『AUTOMOBILE COUNCIL 2024』(オートモビルカウンシル2024)。内外のクラシック/スペシャルモデルを一堂に会したイベントに成長してきた。

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会場に行くとどうしても目が行きがちなのは、当たり前のことだが主役たる自動車である。今年は直前に自動車デザイン界の鬼才、マルチェロ・ガンディーニが逝去したこともあって、急遽ガンディーニの作品が多く展示されていたからなおさら見る側もクルマを追いかけることになる。

しかし、考えてみたらクルマを所有するうえで必要不可欠なのは駐車場だ。日頃の足車なら野ざらし、賃貸平置き駐車場でも良いだろうが、大切にしたいクラシックカーであったり、雨ざらしを憚るオープンカーであったりすると、どうしても室内置きが理想。実はかく言う私も3年前に家を新築した時、どうしても拘って、シャッター付きのガレージを作り、そこに50年物のクラシックカーを寝かせる夢を実現した。

そんなわけで、普段だったら目に止まらなかったかもしれないThe Room/FILOのブースに足を止めた。FILOは元々オーダースーツのブランドだが、2021年から株式会社日本ビルディング経営企画とタッグを組んで、このオートモビルカウンシルに出展していたようである。そして今年は「No Garage, No Life」と銘打って、本格的にガレージハウスの訴求を始めたようである。

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◆ワインセラーのようにクルマを展示保管する「Car Celler」も

そもそもガレージハウスって、一体なんだ?ということになるのだが、正直なところこれといった確かな定義はないようである。家の一部が単に車庫になっている場合は、そこでなにがしかの自動車を愛でる、あるいは「いじる」といった行為ができるガレージ付きの家をそう呼ぶようだ。我が家の場合は仕事部屋と直結なので、クルマを愛でることができるし、趣味の模型作りの工作台をガレージ内に作っているから、ある意味では立派なガレージハウスである。

しかし、The Room/FILOの提案するガレージハウスはそんなものではない。賃貸もあるが、より規模の大きな事業化まで視野に入れた色々な提案をしている。ここでは現在すでに賃貸物件として募集の始まっているものと、「Car Celler」と銘打ったクルマをまるでワインセラーに並べる感覚で展示保管できる建物の企画を紹介しよう。

賃貸物件は井の頭線の三鷹台という駅から徒歩5分にある物件。1階のスペースにはクルマ5台を収めることができるスペースと、94平方メートルの専有面積を有した1ルームに何とサウナまでついて賃料は36万3000円である。3階建ての建物で、他のスペースも個別に賃貸する。まあ正直夢のようなスペースである。

もう一つのワインセラー感覚の物件は世田谷区等々力に目下建設中。今回のカウンシルにも出展していたカーディーラー、COLLEZIONEが経営運営をして有償でクルマの保管サービスも行ってくれるという。まあ、こちらは将来の投資用賃貸としても活用可能な物件だ。

自動車好きにとってはまさに「No Garage, No Life」は言い得て妙。ちょっとでもガレージ付きの家に興味がある場合は注目に値する。

《中村 孝仁》

中村 孝仁

中村孝仁(なかむらたかひと)|AJAJ会員 1952年生まれ、4歳にしてモーターマガジンの誌面を飾るクルマ好き。その後スーパーカーショップのバイトに始まり、ノバエンジニアリングの丁稚メカを経験し、さらにドイツでクルマ修行。1977年にジャーナリズム業界に入り、以来45年間、フリージャーナリストとして活動を続けている。また、現在は企業やシニア向け運転講習の会社、ショーファデプト代表取締役も務める。

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