発表直後の『XSR900 GP』に長蛇の列も、赤レンガにヤマハ車ずらり 新規ファン創出へ魅力アピール

My Yamaha Motorcycle Day。XSR900 GPには長蛇の列ができていた。
My Yamaha Motorcycle Day。XSR900 GPには長蛇の列ができていた。全 34 枚

ヤマハ発動機販売は4月20日、横浜・赤レンガ倉庫で都市型イベント「My Yamaha Motorcycle Day Touch」を開催。3月のモーターサイクルショーなどで発表されたばかりの新型バイクや電動アシスト自転車、20台以上を並べ、観光や買い物で同所を訪れた人々に、ヤマハブランドやヤマハ製品の魅力をアピールした。

赤レンガ倉庫に並んだヤマハの最新ラインアップ

普段バイクや電動アシスト自転車に触れたことがないような人々に向け、ヤマハの魅力を訴求するのが目的の同イベントは、9月に開催される大規模イベント「YAMAHA Motorcycle Day」のプレイベントという位置付け。“Touch”という名の通り、初めて見て触れて新たにヤマハの製品を知ってもらうことでファンを創出し、本イベントへの集客を図る。

赤レンガ倉庫前の広場にはヤマハのスポーツバイク『YZF-Rシリーズ』『MTシリーズ』『XSRシリーズ』がずらりと並び、展示されたほぼ全ての車両にまたがって試乗することができた。普段バイクに乗ったことがないような人からベテランライダー、子どもを連れたファミリーや観光で訪れた外国人まで、様々な来場者がまたがってみたり撮影するなどして楽しんだ。

中でも長蛇の列ができていたのは、モーターサイクルショーで日本初公開され、前日の19日に発売されたばかりの新型バイク『XSR900 GP』。クラシカルな外観が特徴でヤマハがスポーツヘリテイジと呼ぶ『XSR900』をベースに、1980年代にレースで活躍した往年のマシンのような装備やカラーを施したのが特徴。3月のショーでも目玉のひとつとなったモデルだが、発売直後とあってかイベントを聞きつけたヤマハファンも多く訪れていたようだ。

電動アシスト自転車の「PASシリーズ」や、スポーツ電動アシスト自転車(eバイク)の「YPJシリーズ」は展示のほか、会場に設置された試乗コースで実際に走ることも。この日、横浜の気温は30度にせまる夏日となったが、来場者は思い思いにヤマハの世界を楽しんだ。

同イベントは6月にも神戸で開催予定だが、ヤマハが今年、特に注力するのが「リアルなつながり」。「ヤマハらしいアクティビティで感動創造に取り組む」として、このほかにも「My Yamaha Motor café」と名付けたミーティングイベントを全国8箇所で開催予定のほか、5月11日には欧州でも人気を誇る「MTシリーズ」の世界観を表現した初のナイトイベント「The Dark side of Japan Night Meeting 2024」を開催することも発表している。

ヤマハ発動機販売の担当者は、「今回はヤマハファンも含め、予想以上に多くのお客様に来場いただけた。ヤマハを知らないお客様に、ヤマハを知ってもらうきっかけになればと開催した。このほかにも様々なイベントを用意している。より興味を持ってもらい、9月のYAMAHA Motorcycle Dayにもぜひ来場いただければ」と、イベントの手応えと今後への期待を語った。

《宮崎壮人》

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