6年ぶりビッグネーム復活!? 新開発のV12エンジンが搭載されるフラッグシップGTとは

アストンマーティン ヴァンキッシュ 新型プロトタイプ(スクープ写真)
アストンマーティン ヴァンキッシュ 新型プロトタイプ(スクープ写真)全 21 枚

アストンマーティンは5月頭に、最大出力835psを誇る新開発のV12エンジンを発表した。「25年にわたるV12エンジン搭載フラッグシップモデルの歴史に新たな1ページを加える」としているが、これを搭載するのが新型スーパーカーとして復活する『ヴァンキッシュ』とみられている。

新開発のV12を搭載して復活する『ヴァンキッシュ』

スクープ班が入手した情報によると、『DBS』後継モデルにあたるフラッグシップに「ヴァンキッシュ」の名が与えられる可能性は99%だといい、DBSの最後を飾った「770 Ultimate」より65ps以上の高出力を得ることになる。

ヴァンキッシュの名を冠したモデルが初めて登場したのは2000年。翌年より「V12ヴァンキッシュ」として販売が開始された。一旦フラッグシップの座を「DBS」に譲ったのち、2012年に2代目が登場。2018年まで製造された。

2019年にはミッドシップエンジンのコンセプト『ヴァンキッシュ・ビジョン・コンセプト』を発表しているが、新たに登場するモデルはフロントエンジン+2ドアクーペの伝統的なグランドツアラーとなる。今回のスパイショットは、アストンマーティンの研究開発チームがニュルブルクリンクのテスト基地で走行テストをおこなう様子を捉えたものだ。

カモフラージュがかなり削ぎ落とされ、そそり立つ巨大なオープングリル、大サイズのブレーキシステム、ダックテール風のトランクスポイラーが確認できる。コンパクトに見えるヘッドライトユニットの中には、横型3連のデイタイムライト兼ウインカーが点灯しているのもはっきりと見える。

ボンネットには逆ハの字型にカバーが取り付けられており、その下にあるモンスターエンジン用のエアインテークが隠されていると思われる。テールランプは依然として隠されたままだが、クワッドキゾーストパイプ(4本出しマフラー)が迫力あるリアスタイリングになることを物語っている。

新生ヴァンキッシュのプラットフォームとボディは『DB12』と共有だ。これに新開発のV12が搭載される。強化されたシリンダーブロック、コンロッド、再設計されたシリンダーヘッド、新しいインテークポートとエキゾーストポートが特長で、クラストップレベルのパフォーマンスと効率を追求したという。さらに新開発のターボチャージャーにより、スロットルレスポンスも向上させた。最高出力は835ps、最大トルクは1000Nmだ。

新生ヴァンキッシュのワールドプレミアは、最速で今夏。アストンマーティンの新たなV12時代が始まる。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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