エヌビディア(NVIDIA)は5月23日、コンチネンタルとソフトサーブが、生成AIを活用したバーチャルエージェント「インダストリアル・コパイロット」を開発した、と発表した。
自動車業界におけるシームレスで接続された運転体験の需要が高まる中、ITコンサルティングとデジタルサービスを手がけるソフトサーブは、コンチネンタルと協力し、生成AIを活用したバーチャルエージェント、インダストリアル・コパイロットを開発した。このエージェントは、エンジニアがメンテナンスのワークフローを効率化するのを支援する。
ソフトサーブは、コンチネンタルのような企業がオペレーションをさらに最適化するために、NVIDIAの「オムニバース」プラットフォーム上で開発されたインダストリアル・コパイロットなどのバーチャルファクトリーソリューションに、ユニバーサルシーンディスクリプション(「OpenUSD」)フレームワークを統合している。
OpenUSDは、デジタルトランスフォーメーションの可能性を最大限に引き出し、オペレーションを効率化し、効率を向上させる柔軟性と拡張性を持つ。オムニバースは、開発者がOpenUSDとレンダリング技術「NVIDIA RTX」を、既存のソフトウェアツールやシミュレーションワークフローに簡単に統合できるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース、ソフトウェア開発キット、サービスのプラットフォームだ。
ソフトサーブとコンチネンタルのインダストリアル・コパイロットは、生成AIと没入型3Dビジュアライゼーションを組み合わせ、工場の従業員が設備や生産ラインのメンテナンス中に、生産性を向上させるのを支援する。このコパイロットを使用することで、エンジニアは生産ラインを監視し、個々のステーションや工場全体のパフォーマンスをモニターできる。