フィアット『500』にハイブリッド「Ibrida」、2025~2026年に欧州発売へ

フィアット500eとフィアットブランドのオリビエ・フランソワCEO
フィアット500eとフィアットブランドのオリビエ・フランソワCEO全 3 枚

フィアット(FIAT)は、小型EV『500e』のハイブリッドバージョン、『500 Ibrida』を2025年後半から2026年前半に、欧州で発売する。フィアットが6月6日に発表した。

フィアット500eとフィアットブランドのオリビエ・フランソワCEOフィアット500eとフィアットブランドのオリビエ・フランソワCEO

500 Ibridaは、フィアットが属するステランティスのイタリア・トリノのミラフィオーリ工場で生産される予定だ。フィアットブランドのオリヴィエ・フランソワCEOが同工場を訪れ、この計画を発表した。

イタリア国内で販売されるフィアット車の70%が国内で製造されており、イタリアがブランドの中心的な役割を果たしている。ミラフィオーリ工場が、500 Ibridaの生産拠点となる。

フィアット500eとフィアットブランドのオリビエ・フランソワCEOフィアット500eとフィアットブランドのオリビエ・フランソワCEO

500 Ibridaはイタリア・トリノで開発・設計され、ミラフィオーリで製造される予定。これは、フィアットのイタリア製への強いコミットメントを示しているという。

フィアットは、500eをはじめ、『500X』、『パンダ』、『デュカト』 などのモデルをイタリアで生産しており、2023年には世界で販売されたフィアット車の3台に1台がイタリアで製造された。特に、国内市場では販売されたFIAT車の70%がイタリア製だ。

500 Ibridaのエンジンはテルモリのステランティスの工場で、排気システムはナポリで、ギアボックスはミラフィオーリで製造される予定。これにより、フィアットはイタリア製造の伝統を維持しつつ、持続可能な未来に向けた取り組みを強化している。

さらに、フィアットは1億ユーロの投資を発表した。これにより、500eのプラットフォームを再設計し、新世代のバッテリーテクノロジーを導入することで、顧客にとってより手頃な価格の新型車を投入する計画だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. トヨタ『クラウンスポーツ』特別仕様を披露…クラウン専門店限定第2弾!!
  2. ランドクルーザー250をアップデート!グラムライツ『57DR-X』で真のオフローダーへと深化するPR
  3. レクサスIS 後継は『HZ』!? 1020hpのトリプルモーターBEVセダン登場へ!
  4. フィアット『グランデパンダ』、ステランティスのセルビア工場で生産開始
  5. いすゞ『D-Max』を究極のオフローダーに…「Mudmaster」を英国発表
  6. ホンダ『X-ADV』が首位! リセール・プライスランキング発表 3-5月
  7. ダイハツの小型3列SUV『テリオス』をカスタム、グレーに赤いアクセントが映える
  8. メルセデスベンツ『Gクラス』新型発売…全車種が電動化、価格は2110万円から
  9. インチアップの効果とリスク! 知っておきたいタイヤ&ホイールの選び方~カスタムHOW TO~
  10. 【スズキ フロンクス】デザインの肝は「市場での存在感」、スズキの小型車を変える内外装とは
ランキングをもっと見る