インドでEV電池の交換ステーション網を構築へ…大手事業者が提携

SUN MobilityのEV電池の交換ステーション
SUN MobilityのEV電池の交換ステーション全 1 枚

EV向けエネルギーインフラおよびサービス手がけるインドのSUN Mobilityは6月6日、インドの大手エネルギー企業のIndianOilとの戦略的提携と合弁事業を発表した。両社は、最大規模のバッテリー交換インフラネットワークを2030年までに構築し、展開することを目指している。

合弁会社は今後3年間で、40以上の都市に1万か所以上のバッテリー交換ステーションを設置し、便利な「Battery as a Service」(BaaS)モビリティソリューションを提供することで、2W、3W、4W小型車両の電気モビリティのシームレスな導入を予定している。

SUN Mobilityは現在、インド国内の20都市で2万5000台以上のEVをサポートしている。630を超えるステーションと5万台以上のスマートバッテリーを活用し、毎月100万回以上のバッテリー交換を行いながら、さまざまな2輪車および3輪車の顧客にサービスを提供している。

この戦略的合弁事業は、3万7000以上の給油所をインド国内に持つIndianOilのネットワークと、SUN Mobilityのバッテリー交換技術を合体させ、従来の給油所と同じように利用できるようにするものだ。それにより、Battery as a Service(BaaS)を簡単に利用できるように全国展開して、EVに関する顧客満足度を向上させる。また、バッテリーのコスト、メンテナンス、交換、充電時間に関する不安も軽減する。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  2. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  4. 米トヨタ、新世代オーディオマルチメディアシステム発表…『RAV4』新型から搭載へ
  5. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る