ルノーグループは6月7日、フランスの産業用ロボット企業エクソテックと提携し、エクソテックのシステムを導入した新世代の物流施設を初公開した。このヴィルロワの物流施設では、物流の自動化が図られている。
この新世代ソリューションの導入は、自動車メーカーとしては世界初であり、ルノーグループの技術革新の一環という。
この協力により、ルノーグループは顧客満足度を高レベルで確保することが可能となる。191台の「Skypod」ロボットが、部品の受け取りから出荷までの流れを自動化し、顧客注文の処理時間を6分の1に短縮する。このソリューションは、従業員の労働環境を改善するだけでなく、従来の方法と比較して工場のエネルギー消費を30%削減する。
Skypodロボットは、高い場所でアイテムのピックアップを行い、落下のリスクを排除する。部品注文の準備時間は6分の1に短縮され、工場の保管面積も削減される。
エクソテックの革新的な新世代物流ソリューションは、その柔軟性と生産ニーズの変化への適応力で際立っている。ストレージモジュールやロボットの追加、コンベヤーの変更により、リアルタイムで調整が可能であり、施設の日常業務のニーズに対応する。
現在、191台のロボットが特定の要件に応じて展開されており、ピッキング、在庫管理、収納、圧縮などの作業を行っている。エクソテックは、物流センターでの製品フロー管理に柔軟でスケーラブルなソリューションを用意している。