ルノーが最新物流施設公開、191台のロボットで自動化…注文処理時間を6分の1に短縮

ルノーグループのフランス・ヴィルロワの物流施設
ルノーグループのフランス・ヴィルロワの物流施設全 12 枚

ルノーグループは6月7日、フランスの産業用ロボット企業エクソテックと提携し、エクソテックのシステムを導入した新世代の物流施設を初公開した。このヴィルロワの物流施設では、物流の自動化が図られている。

この新世代ソリューションの導入は、自動車メーカーとしては世界初であり、ルノーグループの技術革新の一環という。

この協力により、ルノーグループは顧客満足度を高レベルで確保することが可能となる。191台の「Skypod」ロボットが、部品の受け取りから出荷までの流れを自動化し、顧客注文の処理時間を6分の1に短縮する。このソリューションは、従業員の労働環境を改善するだけでなく、従来の方法と比較して工場のエネルギー消費を30%削減する。

Skypodロボットは、高い場所でアイテムのピックアップを行い、落下のリスクを排除する。部品注文の準備時間は6分の1に短縮され、工場の保管面積も削減される。

エクソテックの革新的な新世代物流ソリューションは、その柔軟性と生産ニーズの変化への適応力で際立っている。ストレージモジュールやロボットの追加、コンベヤーの変更により、リアルタイムで調整が可能であり、施設の日常業務のニーズに対応する。

現在、191台のロボットが特定の要件に応じて展開されており、ピッキング、在庫管理、収納、圧縮などの作業を行っている。エクソテックは、物流センターでの製品フロー管理に柔軟でスケーラブルなソリューションを用意している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. 「内装は100点満点」フランス生まれの新型プレミアムハッチ『DS N°4』にSNS注目!「いい、凄くいい」の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る