ダッシュ! 軽量スポーツカーメーカーのアリエルが電動アシスト自転車を発表

アリエル・ダッシュ
アリエル・ダッシュ全 5 枚

英国のアリエルモーターカンパニー(以下、アリエル)は6月10日、新型電動アシスト自転車『ダッシュ』(Ariel Dash)を欧州で発表した。

アリエルを象徴する軽量スポーツカー『アトム』や『ノマド』などを手がけたチームによって開発された。25年間の高性能自動車の専門知識と技術革新を活用し、完全に新しい設計が施されている。

ダッシュは、軽量素材と最新技術を駆使し、アリエルの細部へのこだわりを反映している。自動車レベルの設計、エンジニアリング、テストを経て、都市向けの「ダッシュ・アーバン」と冒険仕様の「ダッシュ・アドベンチャー」の2つのモデルが用意されている。どちらもチタンとカーボンのフレームを採用し、それぞれの使用シーンに合わせた異なるフレームジオメトリ、ドライブトレインが特徴だ。

ダッシュ・アーバンはシングルスピードのベルトドライブ技術を使用し、最大約72kmの電動アシスト走行が可能で、レンジエクステンダーを使用すると航続は約128kmまで延長できる。

一方、「ダッシュ・アドベンチャー」はチェーンドライブと12段変速を備え、あらゆる地形に対応できる。こちらは約80kmの電動アシスト走行が可能で、レンジエクステンダーを使用すると航続は約152kmまで延長できる。

フレームの重量は1.3kgで、チタンチューブとカーボンファイバー、3Dプリントされたチタンノードで構成されている。手作業で溶接され、化学的に結合されたフレームは、アリエルの最新技術と手作りの技術を融合させたものだ。

ダッシュは、顧客ごとにオーダーメイドで製造され、アリエルの工場で一人の技術者が責任を持って組み立てる。この手作りのアプローチにより、アリエルは熟練した職人技と個別のサービスに焦点を当て、自動車業界の「サヴィル・ロウ」としての評判を維持している。

10.9kgの重量と約160kmの航続を備えたダッシュは、電動バイクの新しい基準を打ち立てた、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る