SDV時代の幕開け、ボッシュが数十億ユーロのソフトウェア売上をめざす…2030年までに

ボッシュの開発エンジニア
ボッシュの開発エンジニア全 1 枚

ボッシュは6月19日、ドイツで開幕した「Bosch Tech Day 2024」において、2030年までにソフトウェアで数十億ユーロ規模の売上高を目指すと発表した。

ボッシュのソフトウェア事業の重要性を強調する。ボッシュはグローバル規模で革新的なテクノロジーとサービスを提供しており、ソフトウェアとサービスによって事業を拡大している。現在、ボッシュでは4万8000人の従業員がソフトウェアのプログラミングに携わっており、そのうち4万2000人がモビリティ事業セクターに属している。

ボッシュのソフトウェアはすでに多くの産業で使用されており、逆走警報システムや医療機器、さらには国際宇宙ステーションでも活躍している。ボッシュは企業や産業の垣根を越えたイノベーションの原動力となっており、オープンソースソフトウェアを活用して専門知識を共有し、コストを削減している。

自動車業界では、ソフトウェア定義自動車(SDV)が新しいトレンドとなっている。マッキンゼーの調査によれば、自動車用ソフトウェアとエレクトロニクスの世界市場は2030年までに4620億ドルに達すると予測されている。ボッシュはこの成長市場に加わり、信頼性の高いパートナーであり続けることを目指している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 新型『CLA』を生産するメルセデスベンツ「最新デジタル工場」の現場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る