SDV時代の幕開け、ボッシュが数十億ユーロのソフトウェア売上をめざす…2030年までに

ボッシュの開発エンジニア
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ボッシュは6月19日、ドイツで開幕した「Bosch Tech Day 2024」において、2030年までにソフトウェアで数十億ユーロ規模の売上高を目指すと発表した。

ボッシュのソフトウェア事業の重要性を強調する。ボッシュはグローバル規模で革新的なテクノロジーとサービスを提供しており、ソフトウェアとサービスによって事業を拡大している。現在、ボッシュでは4万8000人の従業員がソフトウェアのプログラミングに携わっており、そのうち4万2000人がモビリティ事業セクターに属している。

ボッシュのソフトウェアはすでに多くの産業で使用されており、逆走警報システムや医療機器、さらには国際宇宙ステーションでも活躍している。ボッシュは企業や産業の垣根を越えたイノベーションの原動力となっており、オープンソースソフトウェアを活用して専門知識を共有し、コストを削減している。

自動車業界では、ソフトウェア定義自動車(SDV)が新しいトレンドとなっている。マッキンゼーの調査によれば、自動車用ソフトウェアとエレクトロニクスの世界市場は2030年までに4620億ドルに達すると予測されている。ボッシュはこの成長市場に加わり、信頼性の高いパートナーであり続けることを目指している。


《森脇稔》

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