アウディ『RS 3』新型がニュルブルクリンクで新記録…実車は8月デビューへ

アウディ『RS 3』新型がニュルブルクリンクで新記録
アウディ『RS 3』新型がニュルブルクリンクで新記録全 12 枚

アウディは6月21日、新型『RS 3』のプロトタイプが、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースで新たなラップ記録を樹立した、と発表した。7分33秒123のタイムを記録し、このクラスでの最速ラップタイムを5秒以上も短縮した。実車は8月にデビューする予定だ。

【画像全12枚】

アウディのレーシングおよび開発ドライバーのフランク・スティップラーが担当。これにより、『A3』シリーズのトップモデルであるRS 3が再び最速のコンパクトカーであることが証明された。

この記録は、最適化されたコーナリング性能によって可能となった。ブレーキトルクベクタリングを含む微調整により、コーナーの入り口でより早く、より制御された形で旋回できるようになった。これにより、コーナー出口でのステアリング角度が減少し、摩擦が少なくなり、次の直線での加速が早まるという。

車両の優れた走行ダイナミクスの基盤は、リアホイール間のトルク分配を完全に可変にするトルクスプリッター、電子安定制御、ホイール選択トルク制御(ブレーキトルクベクタリング)、およびRSスポーツサスペンションのオプションであるアダプティブダンパーの相互作用にある。モジュラー車両ダイナミクスコントローラーは、強化されたアルゴリズムにより、横方向のダイナミクスに関連するすべてのコンポーネントからのデータをより高感度で接続する。

5気筒ガソリンターボエンジンは400psと500Nmを発揮する。ピレリPゼロトロフェオRセミスリックタイヤ、19インチセラミックブレーキシステム、アダプティブダンパー制御付きRSスポーツサスペンション、および最適化されたシャシーセットアップと組み合わせることで、新型RS 3はさらに力強くコーナーを駆け抜ける、としている。


《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツ『GLC』新型、インテリア先行公開…史上最大39.1インチディスプレイ採用
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  4. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  5. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る