特急列車内からタクシー予約…JR四国と電脳交通が実証実験を開始

予讃線特急しおかぜ(8600系)
予讃線特急しおかぜ(8600系)全 6 枚

JR四国電脳交通は、地方都市における移動の利便性向上を目指し、特急列車内からタクシーを手配できるサービスの実証実験を開始する。実証実験は、JR四国の予讃線特急停車駅のうち6駅を対象に、6月24日から11月30日まで実施される予定だ。

【画像全6枚】

コロナ禍が明け、国内では人流が活発化している一方で、タクシーのドライバー不足や車両供給の不安定さが問題となっている。このような背景から、JR四国と電脳交通は、列車内からタクシーを事前手配できるサービスを提供することで、タクシー不足の状況下でも安心してタクシーを呼ぶことができ、駅からの乗り継ぎをスムーズに行えると考えた。

実証実験の対象駅は、宇多津駅(香川県宇多津町)、丸亀駅(香川県丸亀市)、多度津駅(香川県多度津町)、川之江駅(愛媛県四国中央市)、伊予三島駅(愛媛県四国中央市)、今治駅(愛媛県今治市)の6駅。協力タクシー事業者は、各駅ごとに異なる。

利用方法は、特急列車(8600系、8000系)内の二次元コードを読み込み、タクシー手配フォームに「氏名」「電話番号」「利用日」「列車名」「降車駅」などの情報を入力する。運賃やその他料金は各タクシー会社の定めに準じており、早朝・深夜や荒天時など、タクシーの需給が激しい時間帯には手配が難しい場合もあるという。

今回の実証実験においてJR四国は、列車や駅、その他媒体で本サービスの告知を行い、電脳交通はタクシー手配フォームの開発とクラウド型タクシー配車システムとの連携を担当する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る