EU、バスの運転支援システムが義務化 メルセデスが安全性能を引き上げ

メルセデスベンツのバス「ツーリスモ」
メルセデスベンツのバス「ツーリスモ」全 1 枚

ダイムラーバスは6月27日、EUで新規登録される全てのバスに7月7日から運転支援システムが義務付けられるのに伴い、メルセデスベンツとセトラブランドのバスの安全性能を引き上げた、と発表した。

ダイムラーバスの「セーフティコーチ」の第6世代は、これまでで最も多くの安全および支援システムを搭載している。新しいアクティブブレーキアシスト6(ABA 6)は、歩行者や自転車に対して60km/hまで対応可能であり、従来のABA 5の50km/hを上回る性能を持つ。ABA 6は、車両の前方にいる歩行者や自転車に対して自動ブレーキをかけることができる。

サイドガードアシスト2は、運転席側の機能が拡張されており、5つの短距離および長距離レーダーセンサーとカメラを組み合わせることで、270度の環境スキャンが可能。これにより、運転手はほぼ全周囲の視界を得ることができる。

フロントガードアシストは、車両の前方の交通状況を監視し、信号待ちやバス停での発進時に役立つ。システムは、車両の前方にある静止または移動する物体を検知し、15km/hまでの速度で警告を発する。

トラフィックサインアシストは、車両の速度が許容速度を超えた場合に運転手に警告を発する。これにより、速度超過による事故や罰金のリスクを減少させる。

ダイムラーバスには、タイヤ圧モニタリングシステム(TPM)やアテンションアシスト(AtAs)、バックカメラなどの装備も標準化。これらのシステムは、運転手の注意力を高め、タイヤの損傷を防ぎ、燃費を向上させる効果がある。

《森脇稔》

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