ステランティスは7月2日、電動垂直離着陸機(eVTOL)を手がけるアーチャー・アビエーション(以下、アーチャー)に対して、5500万ドルの追加投資を行った、と発表した。6月の飛行試験の成功を受けたものだ。
今回の投資は、3月にステランティスがアーチャーの株式830万株を市場で購入したことに続くもの。2023年を通じて、ステランティスは市場での株式購入と戦略的資金調達契約に基づく投資を通じて、アーチャーに1億1000万ドルを出資している。
アーチャーは今年後半にジョージア州での製造施設の建設を完了する予定。この第一段階の建設は約35万平方フィートの施設で、約100エーカーの敷地に位置し、年間最大650機の航空機を生産する能力を持つ。この施設は航空業界で最大規模の製造施設の一つとなる見込み。アーチャーの目標は、ステランティスの契約製造業者としての専門知識を活用し、計画された商業的な拡大を支える工場を設立することだ。