フィアット『パンダ』史上最も安全? 特別な「パンディーナ」登場

フィアット・パンディーナ
フィアット・パンディーナ全 6 枚

フィアットは7月3日、『パンダ』ベースの特別モデル、『パンディーナ』(Fiat Pandina)の受注を欧州で開始した、と発表した。

写真:フィアット・パンダ の「パンディーナ」

パンダは、イタリアとヨーロッパの市場を44年間リードしてきた車であり、その間に800万台以上が販売されている。パンディーナもまた、シンプルさ、創造性、機能性を特徴とする。そして、この特別シリーズの名前は、パンダの愛称「パンディーナ」(=パンダちゃん)からとっている。

フィアット・パンディーナフィアット・パンディーナ

外装は、ホイールカバーに小さなパンダの顔、黄色のミラーキャップ、サイドモールディングに「パンディーナ」の文字、第三のライトに「パンディーナ」のシルクスクリーンなど、遊び心のあるディテールが見られる。ボディカラーは、既存の色に加えて、新しいポジターノイエローとバイカラー(黒い屋根との組み合わせ)が用意される。

新しい7インチのフルデジタルクラスターと改良されたステアリングホイールを搭載し、さらに新しい7インチのラジオDABタッチスクリーンにはApple CarPlayとAndroid Autoが装備されている。

デザイン面では、ダッシュボードの白いフェイシア、シートにパンディーナのモノグラムとロゴがエンボス加工され、黄色のダブルステッチ、白いディテール、海洋ごみから作られた持続可能で完全に追跡可能な原材料を含むシークアル糸が特徴だ。

フィアット・パンディーナフィアット・パンディーナ

パンディーナには、ADAS、デジタルクラスター、ステアリングホイールを搭載し、これまでで最も技術的に安全なパンダとなっている。

パンディーナはADASに重要なアップデートを施された。標準装備には、市街地の交通での追突を減らすための先進的な緊急ブレーキシステム、車線維持支援、疲労運転検出システムが含まれている。また、交通標識認識システムも搭載され、新しい完全デジタル7インチの計器クラスターに表示される。安全性から実用性へと移行すると、後方駐車センサーが都市部の混雑した道路での駐車を簡単にし、新しいクルーズコントロールが設定速度を維持する。さらに、自動ハイビームが夜間運転を容易にしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタとパナソニックの合弁、新型リチウムイオン電池生産開始…レクサス『RZ』やスバル『ソルテラ』に搭載
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  4. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  5. Z32ファン感涙、レトロ感あふれる『フェアレディZ』が話題…9月の新型車記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る