Shizen Connect、8社と提携で8.6億円調達…VPP:仮想発電所を社会実装へ

VPP提携各社
VPP提携各社全 1 枚

VPP(仮想発電所)プラットフォーム開発会社のShizen Connectは、JERA、四国電力、新日本空調、東急不動産、東京ガス、西日本鉄道、北陸電力、北海道電力の8社と、VPPの社会実装を目的とした資本業務提携契約をそれぞれ締結し、合計で8億6000万円の資金調達を実施した。各社が7月9日に発表した。

本提携を通じて、提携先企業と共にVPPの社会実装の実現に一層努め、脱炭素社会の実現に貢献することを目指す。

VPPとは、家庭や企業が保有するEV(電気自動車)や蓄電池等のエネルギー機器をインターネットを通じて1つの大きな発電所のように遠隔制御する仕組みである。例えば、送配電網において電力が余っているときには蓄電し、電力が不足するときには放電することで、電力の需給バランスを効率的に調整する。

VPPの主なメリットは、家庭や企業がエネルギー機器の遠隔制御に協力することで経済的メリットを得られること、EVや蓄電池等のメーカーがVPP対応製品の販売を促進できること、小売電気事業者が電力調達コストを削減できること、再エネ事業者が収益性を向上させられること、そして社会全体が低コストかつ脱炭素化された電力需給調整の実現に繋がることが挙げられる。


《小崎未来@DAYS》

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 2031馬力をMTで操る!? 世界に1台のハイパーカー『ヴェノムF5』が爆誕
  3. Z世代に人気、ヤマハ『ファッジオ』がまもなく上陸…2025年上期のモーターサイクル記事ベスト5
  4. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  5. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る