アイルトン・セナの“顔”と哲学をボディに刻んだ新型マクラーレン、グッドウッド2024で公開

マクラーレン・セナ・センプレ
マクラーレン・セナ・センプレ全 6 枚

マクラーレンは7月11日に英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」に、伝説的F1ドライバーのアイルトン・セナを称える『セナ・センプレ』を出展する。

同車は、マクラーレン『セナ』をベースにしており、セナの遺産と哲学を反映したというそのデザインが特徴だ。マクラーレン・セナは、究極のロードカーとして設計され、妥協のないパフォーマンスを追求。ミッドシップに4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最大出力800ps、最大トルク81.6kgmを発生する。トランスミッションはパドルシフト付きの7速デュアルクラッチを組み合わせた。

マクラーレン・セナ・センプレマクラーレン・セナ・センプレ

また、第3世代の「カーボンファイバーモノケージ」の採用をはじめ、すべてのボディパネルをカーボンファイバー化した。これにより、車両重量は『F1』(1993~1998年)以来、最も軽量な1198kgとした。パワーウェイトレシオは、およそ1.49kg/psだ。マクラーレン セナの動力性能は、0~100km/h加速2.8秒、0~200km/h加速6.8秒。最高速は340km/hに到達と、世界屈指の性能を備えている。

セナ・センプレのデザインは、セナの遺産と哲学にインスパイアされており、ブラジル国旗の明るい黄色、緑、青を使用した新しい塗装技術が採用されている。この技術により、塗料が互いに溶け合い、追加の色を作らずにスピードと旗の動きを表現することが可能に。また、車のガラスハウスやフロントガラスの下側にある通気口には、セナのアイコニックなレースヘルメットのデザインが反映されている。

マクラーレン・セナ・センプレマクラーレン・セナ・センプレ

車両の側面には、ビスポーク部門「MSO」の塗装技術者が手作業で描いたアイルトン・セナの2つの異なる表現があり、ドットマトリックス効果でセナの姿を描いている。内装には、黄色のアルカンターラと緑の穴あき加工が施され、ステアリングホイールには白い12時マーカーが付いている。ドアのシルには、セナのサインと彼の哲学を示す引用が刻まれている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. コメリが洗車グッズの新商品を発売、撥水力2倍のカーワックススプレーなど4アイテム
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 背もたれに貼り付いた子どもたちの頭髪に…学術集会で議論された「ジュニアシートの適正使用」【岩貞るみこの人道車医】
  5. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る