英国の大富豪が作ったホンキの4x4『グレナディア』、BMWの直6からGMのV8へ換装

INEOSグレナディアV8プロトタイプ
INEOSグレナディアV8プロトタイプ全 5 枚

INEOSオートモーティブは7月11日、英国で開幕した「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」において、高性能SUVコンセプト『グレナディアV8プロトタイプ』を初公開した。

同車は、パートナーのマグナのエンジニアリングチームとの共同開発プロジェクトとして製作された。このプロジェクトでは、『グレナディア』のBMW製3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジンを、GM製6.2リットルV8ガソリンエンジンに交換。430hpのパワーと625Nmのトルクを発揮する。

このエンジン交換には、エンジンマウント、エンジンの電気系統と電子機器、水と油の冷却システム、排気マニホールドとリアサイレンサー、トランスミッションベアリングとヒートシールド、そしてセンターコンソールを新設計している。

INEOSオートモーティブは2017年、イギリスの大富豪ジム・ラトクリフ氏が設立。新しい視点で4x4の開発と製造を進めてきた。

2022年には、最初の市販車として、SUVのグレナディアが発売された。この車は、英国のタフな精神とデザインをドイツのエンジニアリングの厳格さと組み合わせたグローバル4x4である。グレナディアは、オフロード性能、耐久性、信頼性においてクラス最高性能を追求し、世界中の顧客が期待する快適さと洗練さを兼ね備えている、と自負する。

2023年には、ダブルキャブピックアップ仕様の『クォーターマスター』が発売され、2024年2月には、全電動とレンジエクステンダー電動の2つのパワートレインオプションを用意する『フュージリア』が発表された。

INEOSオートモーティブは、石油化学製品、特殊化学品、石油製品の大手メーカー、INEOSの子会社。INEOSは、世界29か国の194の生産拠点で2万6000人を雇用しており、塗料からプラスチック、繊維から技術、医薬品から携帯電話まで、現代生活のほぼすべての側面を向上させる素材を製造している。

《森脇稔》

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