[カーオーディオ 逸品探究]定番スタンダードナビ『カロッツェリア・楽ナビ』のバリューを分析!

カロッツェリア・AVIC-RQ721-DC
カロッツェリア・AVIC-RQ721-DC全 3 枚

カーオーディオ愛好家から羨望の眼差しを向けられている、または広く支持されている“逸品”を毎回1つずつ取り上げ、それぞれの凄さの秘密を明らかにしている当シリーズ。今回はスタンダードナビの人気シリーズ、「カロッツェリア」の『楽ナビ』にスポットを当てる。

【画像全3枚】

◆『楽ナビ』は機種展開が豊富。予算と機能を鑑みてマイベストを選択可能!

1990年に世界初の市販GPSカーナビゲーションを世に送り出した「カロッツェリア」は、1997年にハイエンドラインとなる『サイバーナビ』を、そして1998年にはスタンダードラインとなるこの『楽ナビ』を立て続けにリリースし、現在もAV一体型ナビを2ライン構成にて展開し続けている。

で、この『楽ナビ』は、スタンダードモデルながら実は、オーディオ機能も優秀だ。価格的に手頃であるにもかかわらず、やりようによっては本格的なシステム構築も可能となるのだ。

さて、その詳細を解説する前にラインナップの概要から紹介していこう。『楽ナビ』は代々、製品展開が豊富なことも特長としてきた。ゆえに、予算を鑑みながら機能を取捨選択することでマイベストを選び出せる。その伝統は今年6月に発売された2024年モデルにも受け継がれている。新シリーズは計13機種が顔を揃え、好みに応じて自分にぴったりな1台を選び出せるようになっている。

◆「ネットワークスティック」を同梱する大画面機から手頃なコスパ機までを用意!

その全容は次のとおりだ。まずは、車内をオンライン化できるアイテムである「ネットワークスティック」を同梱するモデルが3機種ある。なおこれらはすべて、9型インダッシュモデル、9型フローティングモデル、8型インダッシュモデルといった大画面機だ。

そして「ネットワークスティック」の対応機(非同梱モデル)が計10機種用意されている。その内訳は以下のとおりだ。9型インダッシュモデルと9型フローティングモデルとが1機種ずつ、8型モデルがCD/DVDメカの有る無しで計2機種、そして7型200mmモデルと7型180mmモデルに、通常モデル、CD/DVDメカを省いたモデル、さらに地デジチューナーも省いたモデルの3機種ずつが存在している。

で、各機はそれぞれオーディオ性能が高い。音響パーツが厳選され素の音質性能が良好で、Bluetoothモジュールは全機種に搭載。そしてスマホのミラーリングを行える「HDMI入力端子」は、13機種中11機種に装備済みだ。

◆サウンドチューニング機能も充実! 結果、特別なシステム構築も可能に!

さらには、サウンドチューニング機能も充実している。スタンダードグレードでありながら全機種に「タイムアライメント」と「13バンドグラフィックイコライザー」とが装備され、「サブウーファーコントロール」は計8機種に搭載されている。

なお、市販スピーカーを組み合わせている場合そのスピーカーに付属する「パッシブクロスオーバーネットワーク」が「バイアンプ接続」に対応していたら、それを活用することでフロント2ウェイスピーカーのツイーターとミッドウーファーのそれぞれに「タイムアライメント」機能をかけられる。つまり、2ウェイスピーカーの個別ドライブと個別コントロールを実行する本格システムを完成できる。

そして『楽ナビ』なら、全機種で車内のオンライン化が可能となる。「ネットワークスティック」を使うことでドコモが提供するクルマ用の通信サービスが利用でき、『楽ナビ』がWi-Fiスポットとして機能する。

今回は以上だ。次回以降もカーオーディオアイテムの“逸品”を1つ1つ紹介していく。お楽しみに。

《太田祥三》

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