マツダの新型EVセダン『EZ-6』、長安マツダ南京工場からラインオフ

長安マツダの南京工場からラインオフしたマツダ EZ-6
長安マツダの南京工場からラインオフしたマツダ EZ-6全 8 枚

マツダと長安汽車の中国合弁、長安マツダは7月17日、新型EVセダンのマツダ『EZ-6』が長安マツダの南京工場からラインオフした、と発表した。

マツダEZ-6は、長安マツダ初のEVプラットフォームをベースにした中国Bセグメントセダン。4月に開催された「北京モーターショー」で世界初公開されていた。

長安マツダは2005年に南京江寧経済開発区に設立され、以来約20年間にわたり南京市の自動車産業と経済発展に貢献してきた。EZ-6のラインオフは、長安マツダの「新エネルギー戦略への転換を象徴する重要な瞬間であり、南京市の自動車産業が新エネルギー車市場に進出する一歩となる」という。

マツダ EZ-6マツダ EZ-6

長安汽車とマツダは戦略、経営理念、技術、チャネル展開、グローバル展開など多方面で協力関係をさらに深化させる。2023年4月、マツダは中国市場での事業変革計画を発表し、長安汽車と新たな協力モデル「合資2.0」を構築。これにより、長安汽車の電動化とスマート化技術がマツダブランドに融合され、両社の強みを最大限に活かすことができる。

EZ-6は、マツダ独自のデザイン、人馬一体の運転体験、優れた安全性能を維持しつつ、長安汽車の電動化とスマート化技術を取り入れた。さらに、EVとレンジエクステンダーEVの2種類のパワートレインを用意。中国合弁によるBセグメントセダン市場では唯一のレンジエクステンダーEVの選択肢となるという。

マツダ EZ-6(北京モーターショー2024)マツダ EZ-6(北京モーターショー2024)

EZ-6は高度な自動駐車機能を備えており、4つの百万画素HD全景カメラと12個の高性能超音波レーダーを搭載。これにより、108種類の駐車スペースを認識し、自動駐車、リモート駐車、遠隔駐車などの機能を実現している。

EZ-6のラインオフは、「長安マツダの新エネルギー車の新たな章を開くもの」だとしており、今後も多くの新エネルギー車の開発が予定されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る