コンチネンタル、ソフト定義自動車や自動運転の最新技術発表へ…IAAトランスポーテーション2024

コンチネンタルとオーロラのレベル4の自動運転トラック
コンチネンタルとオーロラのレベル4の自動運転トラック全 3 枚

コンチネンタルは7月22日、ドイツで9月に開催される「IAAトランスポーテーション2024」において、最新の商用車ソリューションを初公開すると発表した。

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同社のブースでは、ハイパフォーマンスコンピュータ(HPC)や先進運転支援システム(ADAS)など、未来の車両を定義するハードウェアやソフトウェアが展示される。

コンチネンタルは、商用車のデジタル化を推進し、リアルタイムデータを活用したプロセスの自動化と効率化を実現するソリューションを発表する。

展示されるHPCやソフトウェアは、ソフトウェア定義自動車(SDV)や自動運転機能を可能にするものであり、商用車のコックピット用高性能コンピュータやクロスドメインゾーン制御ユニットなどが含まれる。また、クラウドベースの開発環境「CAEdge」も紹介される。これは、車両ソフトウェアの効率的で安全な開発とテストを支援するものだ。

持続可能な輸送技術の分野では、コンチネンタルはTough RuNRエアスプリングを展示する。この製品は、合成ゴムを天然ゴムに置き換え、炭素バックパックを50%以上削減しながら同等の性能を実現している。また、リサイクル素材やバイオベース素材の使用による環境影響の改善も強調される。

自動運転技術の分野では、コンチネンタルとオーロラが共同で開発するレベル4自動運転トラックシステムが展示される。このシステムは2027年の量産開始を予定しており、主要コンポーネントやセンサーが故障した場合に備えた新しい産業用フォールバックシステムも紹介される。

コンチネンタルは、150年にわたる素材技術の経験を活かし、持続可能なモビリティの実現に向けた革新を続けている。IAAトランスポーテーション2024では、その最新の取り組みと技術が一堂に会する予定だ。

《森脇稔》

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