Youtuberに対抗!? 1817馬力の『ヴェノムF5』、0~800m加速で357km/hを記録

ヘネシー・スペシャル・ビークルズのハイパーカー『ヴェノムF5』
ヘネシー・スペシャル・ビークルズのハイパーカー『ヴェノムF5』全 2 枚

米国のヘネシー・スペシャル・ビークルズは7月30日、ハイパーカーの『ヴェノムF5』が、静止状態からハーフマイル(約800m)への加速で221.92mph(約357.1km/h)という速度を達成した、と発表した。

0~800m加速で357km/hを記録した『ヴェノムF5』

この記録は、Racelogic VBOX衛星テレメトリーとDragyパフォーマンスデータによって確認されたものだ。

同社のテストドライバーであるデビッド・ドナヒュー氏が、ハーフマイル加速テストで221.92mph(約357.1km/h)を記録した。これらの成果は、ヘネシー社の継続的なエンジニアリング開発プログラムの一環として行われたものだとしている。

ヘネシー・スペシャル・ビークルズのハイパーカー『ヴェノムF5』ヘネシー・スペシャル・ビークルズのハイパーカー『ヴェノムF5』

ジョン・ヘネシーCEOは、「今回のテストで初めてヴェノムF5を200mph以上で運転する機会を得た。意図的に高速度を目指したわけではないが、ヴェノムF5のパワーと加速力は言葉では表現できない」とコメントしている。

このテスト結果は、YouTubeクリエイターのスティーブ・ハミルトン氏がリマック『ネヴェラ』とブガッティ『シロン・スーパー・スポーツ』をドラッグレースで対決させた直後に発表された。ヴェノムF5は、ネヴェラ(206.77mph)よりも15mph速く、シロン(193.67mph)よりも28mph速い結果を示した。

ヴェノムF5は、理想的な条件ではない中でこの記録を達成した。埃っぽい未整備の路面と27-32度の気温が影響したが、それでも驚異的な速度を記録した。ヴェノムF5は、6.6リットルV8ツインターボエンジン「フューリー」を搭載し、E85バイオ燃料で1817hpを発揮する。

2021年に市場に投入されたヴェノムF5は、公道上でのエリートレベルのパフォーマンスを実現することを目指して開発された。今年3月には、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで2分10秒90の新記録を樹立し、そのトラック性能を証明した。

ヘネシー社はすでに23台のヴェノムF5のクーペ、ロードスター、レボリューションモデルを納車しており、さらに17台の注文が2024年と2025年までの生産枠を埋めている。

《森脇稔》

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