グリーン水素のコスト削減を可能に、最新アルカリ電解槽技術を発表…中国上海電気

上海電気のロゴ
上海電気のロゴ全 1 枚

中国の上海電気は7月31日、排出ガスゼロの水素生産をより経済的に持続可能にするためのアルカリ電解槽技術「Zシリーズ」の最新版によって、グリーン水素の全体的なコスト削減を可能にした、と発表した。

このソリューションは、上海電気の新エネルギーイノベーションの能力を拡大し、グリーン水素の産業応用をより実現可能にし、化学、輸送、冶金、グリーンエネルギー貯蔵分野での水素の利用を加速させるという。

最もクリーンな水素形態であるグリーン水素は、再生可能エネルギーと脱炭素化を世界的に追求する上で重要なソリューション。しかし、その生産、貯蔵、燃料補給、および使用の全体的な経済的実現可能性は、現在、主要な開発上の制約となっている。上海電気の子会社の上海ブライト・エイチ・テクノロジーは、業界の問題点と技術的課題に焦点を当て、水素エネルギー開発網の主要なつながりに対処してきた。

上海ブライト・エイチ・テクノロジーは、アルカリ水電解とプロトン交換膜(PEM)水電解の探求を通じて、統合された「生産-貯蔵-燃料補給-使用」システムソリューションを顧客に提供することに注力。グリーンケミストリー、冶金、輸送、エネルギー貯蔵のブレークスルーを達成している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ベリーサの再来か、次期マツダ2か? マツダ『X-COMPACT』の正式発表を待ち望む声続々
  2. 【BMW 2シリーズグランクーペ 新型試乗】3タイプで味わった、“身近なBMWクーペ”の完成度…島崎七生人
  3. トヨタのピックアップトラック『タコマ』、上位グレードはハイブリッド専用に…米2026年モデル
  4. 希少なヒストリックカーの数々…三浦半島に集まる名車たち@ソレイユの丘
  5. 【スズキ アドレス125 試乗】扱いやすさ&快適性は星5つ!“軽快125”の新スタンダード…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る