デンソーとJERA、高効率水素生成技術を共同開発

8月1日に実施した共同開発契約の署名式の様子
8月1日に実施した共同開発契約の署名式の様子全 1 枚

デンソーJERAは8月5日、デンソーの水電解装置SOECを使用し、排熱を活用した高効率水素生成技術の共同開発およびJERAの火力発電所での共同実証試験を実施することを発表した。

デンソーは2035年にカーボンニュートラルの実現を目指し、「モノづくり」「モビリティ製品」「エネルギー利用」の3つの領域で取り組みを進めている。特に「エネルギー利用」では、クルマのシステム開発で培った技術を応用し、高い安定性と効率性を持つSOECの開発に注力している。

SOEC(Solid Oxide Electrolysis Cell)は、セラミック膜を電解質として高温で動作し、水蒸気を電気分解して水素を製造する装置である。他の水電解技術と比べて電解に要する電気エネルギーが少ないことが特徴である。

JERAは「JERAゼロエミッション2050」を掲げ、2050年までに国内外の事業から排出されるCO2の実質ゼロを目指している。水素・アンモニアのサプライチェーン構築に挑戦し、発電時にCO2を排出しないゼロエミッション火力を追求している。


《小崎未来@DAYS》

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  4. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る