バスの死角をゼロに、ボルボが新安全システムをブラジルで導入

ボルボのバス用アクティブセーフティシステム(SSA)
ボルボのバス用アクティブセーフティシステム(SSA)全 3 枚

ボルボは8月6日、将来のビジョン「ゼロアクシデント」を強化するため、最新のバス用アクティブセーフティシステム(SSA)をブラジルで導入すると発表した。

SSAをはじめ、多くの機能が6×2および8×2の長距離バスに標準装備されている。

SSAは、交通状況やバスの周囲の情報を管理する技術パッケージであり、衝突を防ぐために設計されている。前方死角警報は、バスの前方にいる歩行者や物体を検知し、運転手に通知する。交通標識アシスタントは、交通標識を認識し、パネルに表示。速度制限の変更時には音声警告を発する。

また、疲労検知は、車線内の位置を監視し、注意散漫や眠気を検知すると警告を発する。側方死角警報は、バスの側面にいる脆弱な道路利用者を検知し、運転手に通知する。タイヤ圧力モニタリングは、タイヤの圧力が安全レベルを下回ると警告を発する。

さらに、衝突の危険がある場合に視覚および音声で警告し、自動ブレーキを作動させる。車線を逸脱した場合には、運転手に警告する。アダプティブクルーズコントロールは、前方車両との安全距離を自動的に保つ。電動ブレーキシステムは、各アクスルと車輪のブレーキ圧を調整し、効率的なブレーキを実現。振動シートは衝突の危険がある場合に運転席を振動させて警告する。

その他の新機能として、6×2および8×2には、燃料消費を最大5%削減する新しいオーバードライブオプションや、総ブレーキ能力を最大900cvに向上させる新型リターダー、操作性と運転手の快適性を向上させる新型I-Shiftレバーが採用されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. メルセデスベンツ車だけに特化!走りを静かにする「調音施工」認定店が埼玉県三郷市にオープン
  3. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
ランキングをもっと見る