ついに「A6」も電動化、4ドアクーペになった新型アウディ『A6 e-tron スポーツバック』

アウディ A6 e-tron スポーツバック
アウディ A6 e-tron スポーツバック全 76 枚

アウディは新型『A6 e-tron スポーツバック』を2024年9月に発売すると発表した。

アウディは命名体系を整理し、偶数を電動モデルに、奇数をICE(内燃機関)モデルとすることを発表。新型A6は「A6 e-tron」として生まれ変わり、ボディタイプも従来のセダンとワゴン(アバント)から、4ドアクーペの「スポーツバック」とアバントへと変更されている。今回取り上げるのは4ドアクーペの「A6 e-tron スポーツバック」だ。

A6 e-tronはアウディの電気自動車用プラットフォームであるPPEプラットフォームを採用した2番目の車となり、フラットフロアコンセプトも採用される。

アウディ A6 e-tron スポーツバックアウディ A6 e-tron スポーツバック

フロント周りでは、搭載されたADASセンサーを隠すブラックアウトされたマスクが印象的。またスペックからは、全長4982mm、全幅2137mm、全高1487mm、ホイールベース2946mmと大柄なボディであることがわかる。横に回ってみると、低い車高やブリスターフェンダーなども相まって筋肉質な印象を与え、スポーツバックならではのなだらかなリアゲートや印象的なリップスポイラーがエレガンスさを演出する。

アウディ A6 e-tron スポーツバックアウディ A6 e-tron スポーツバック

ホイールには19インチの5スポークホイールが組み合わされるが、オプションで9つのデザインから選べる21インチホイールが選択できる。最大で8色のボディーカラーが選択可能。

アウディ A6 e-tron スポーツバックアウディ A6 e-tron スポーツバック

インテリアでは、搭載される14.5インチのMMIタッチディスプレイと11.9インチのAudiバーチャルコクピットからなるMMIパノラマディスプレイと10.9インチのMMI助手席ディスプレイが先進的な印象を与える。また、オプションで選択できるAR HuDはフロントウインドウに投影されるヘッドアップディスプレイシステムであり、速度、交通標識、支援、ナビゲーション シンボルなどの関連情報が表示される。

トランクは502リットルの容量をもち、後席を折りたたむことで最大で1330リットルまで拡大する。オプションで選択可能なパノラマガラスルーフはPDLC技術が採用されたことで電気的に透明度を変化させることができ、4段階で透明度を調整可能。

アウディ A6 e-tron スポーツバックアウディ A6 e-tron スポーツバック

また、Android Automorive OSが搭載され、無線アップデートにより標準装備であるAudi connectとe-tronルートプランナーは常に最新の状態に保たれる。加えて、ChatGPTと接続されたAudiアシスタントにより運転中でもタッチスクリーンを操作することなく声によって様々な操作が可能。

アウディ A6 e-tron スポーツバックアウディ A6 e-tron スポーツバック

搭載されるパワーユニットは270kWのモーターを総容量100kWhの新開発されたバッテリーで駆動し、0-100km/h加速5.4秒、最高速度210km/hを実現する。また、可変式フロントグリルや各部スポイラーによって実現された0.21という低いCd値によって、消費電力は17.0~14.0kWh/100kmとなり、一充電で最大756kmの航続距離を可能とする。また、800V急速充電技術により、10分間で最大310km分の充電を、また10%~80%充電を最短21分で可能にする。

アウディは2024年9月の注文開始を予定しており、価格は7万5600ユーロ(約1180万円)から。日本への導入時期については未発表。

《園田陽大》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ジープ『チェロキー』新型、新写真からリアデザインが判明
  2. アルファロメオの新型SUV『ジュニア』日本発売に、「420万円はリーズナブル」「マジで美しい」など反響続々
  3. 外装も内装も「どピンク」な超高級SUV、ベントレー特注部門のスゴ技とは
  4. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  5. トヨタ車体、『アルファード』『ヴェルファイア』をトヨタに生産移管、いなべ工場は商用車専用に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る