EV充電を再エネ化、電力シェアリングが新サービス開始

電気自動車
電気自動車全 4 枚

株式会社電力シェアリングは、脱炭素社会実現を目指す新しい国民運動「デコ活」の一環として、モビリティ分野でのCO2排出量ゼロを実現するためのナッジ実証を、環境省の委託を受けて実施している(8月10日発表)。

環境省が推進する「デコ活」の一環として電力シェアリング、はスマートフォンアプリで簡単にEV充電の再エネ化(ゼロドラ化)を可能にするサービスの提供を開始する。ゼロドラとは、ゼロカーボン・ドライブの略称で、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを使って発電した電力で充電する走行方法だ。

EVはガソリン車に比べて走行距離当たりのCO2排出量を半分にできるが、再エネ価値を充当することでゼロにすることが可能である。電力シェアリングはこれまでもゼロドラを促す数々の実証実験を行ってきた。

例えば、観光地でのサステナブル・ツーリズムの取り組みとして、EVやFVCを利用し、移動時のCO2排出量をゼロにする「ゼロ旅」のサービス実験を行い、環境省ウェブサイトで紹介された。

新サービスでは、一般消費者や事業者が簡単にゼロドラを実現できるよう、スマートフォン・アプリを開発した。EV利用者は、充電時にアプリ上で再エネ価値を購買し、簡単にゼロドラ化を実現できるようになる。

このスマホ・アプリサービスは、EVユーザーに直接提供するほか、モビリティ・物流企業にもSaaSとして提供している。既に複数の企業が利用しており、EVカーシェア向けの予約システムを提供しているZenmovなどが活用している。


《小崎未来@DAYS》

アクセスランキング

  1. AE86レビン・トレノ、エンジン部品を復刻生産へ…トヨタGRヘリテージパーツプロジェクト
  2. 「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術
  3. ホンダが新型軽EV『N-ONE e:』を発売、航続295km、価格は269万9400円から
  4. 『GRスープラ』の後ろ姿が劇的に変わる! LEDテールランプ「Laser Style」が発売
  5. 「ランクル250の対抗馬?」三菱の次期『パジェロスポーツ』は日本市場復活なるか、SNSでは期待の声続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る