ハマーの兄弟車、新型電動ピックアップ『シエラEV』は牽引力「1万ポンド」

GMCシエラEVデナリの「エディション1」
GMCシエラEVデナリの「エディション1」全 5 枚

GMのGMCブランドは8月21日、新型EVピックアップトラック、『シエラEVデナリ』の「エディション1」の納車を米国で開始した。『ハマーEVピックアップ』と兄弟車になる。

このEVピックアップトラックは、最大航続がおよそ640km。GMC独自のクラブウォークモードやマルチプロミッドゲート、最大牽引能力1万ポンド(約4536kg)を備えている。

シエラEVデナリのエディション1は、最先端のバーチャル技術と数十年にわたる実世界の経験を活用して開発された。GMの電動ピックアッププログラムは、1750万マイルのバーチャル走行と約100万マイルの実走行でテストされた。

GMCシエラEVデナリの「エディション1」GMCシエラEVデナリの「エディション1」

最大パワーモードでは754hpのパワー、785lb-ft(1064Nm)ものトルクを発揮する。オンボードパワーステーションプロにより、最大10.2kWの電力供給が可能。800ボルトDCの急速充電に対応し、約10分で最大100マイルの航続を追加できる。

ドライブモードはカスタマイズ可能。最大パワーモードでは0-96km/h加速が4.5秒以下。エアライドアダプティブサスペンションにより、約2インチの車高調整が可能となっている。

GMCシエラEVデナリの「エディション1」GMCシエラEVデナリの「エディション1」

EV対応のパワートレイン技術、リジェンオンデマンドブレーキング、ワンペダルドライビング、4輪ステアリングとクラブウォークを装備。16.8インチの対角フリーフォームインフォテインメントタッチスクリーン、トレーラー牽引対応のスーパークルーズハンズフリードライバーアシスタンス技術も搭載する。

GMのアルティウムプラットフォームを採用し、GMC初のマルチプロミッドゲートにより、約11フィートの長物を運搬できる。eトランクは、フロントにロック可能な防水収納スペースを持つ。プレミアム素材、パノラマガラスルーフ、24インチホイールを装備。シートステッチやダッシュボードなど、細部にまでこだわったモダンな内装デザインを採用しているのが特徴だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る