ディオールやフェンディのディレクターと共同開発、『AVATR 012』がめざすのは「高級車デザインの境界を打ち破る」

AVATR 012
AVATR 012全 4 枚

長安汽車、ファーウェイ、CATLが立ち上げたEVブランド「AVATR」(アバター、阿維塔科技)は8月22日、ドイツ・ミュンヘンで『AVATR 012』を発表した。

この限定モデルは、ディオール・オムのクリエイティブディレクターであり、フェンディ・ウィメンズのアーティスティックディレクターでもあるキム・ジョーンズとの共同開発によるものだ。

AVATR 012は、AVATRの「新しい感情的なラグジュアリー」の伝統を受け継ぎ、『AVATR 011』に続く第2の共同デザインモデル。AVATR 011は、ジバンシィのクリエイティブディレクター、マシュー・M・ウィリアムズとのコラボレーションで、500台限定で販売された。これらの限定モデルは、高級ファッションの美学と先進的な自動車工学を融合させ、EV市場におけるラグジュアリーの新たな基準を打ち立てているという。

AVATR 012AVATR 012

AVATRのデザイン哲学は、深い感情に響く美しさを創造することにある。AVATR 012は、流れるようなライン、洗練された素材、最先端の技術を組み合わせた「生きた彫刻」として、その本質を捉えている。

キム・ジョーンズの影響を受けたAVATR 012は、アバンギャルドなアートとオートクチュールファッションを融合させ、伝統的な高級車デザインの境界を打ち破っている、と自負する。シルバーのボディカラーは、ジョーンズの純粋で大胆な建築を反映し、シルキーで流れるような質感を持つ。

AVATR 012AVATR 012

車内には、ジョーンズの建築的影響と個人的なデザイン言語を反映したコレクションスタイルのインテリアが広がり、象牙白と茶色のトーンが調和している。21インチの鍛造ホイールは、軽量さと未来的な美学を兼ね備え、シルバーボディにコーディネートされた高光沢仕上げが施されている。

AVATR 012の4シーター配置は、長年の職人技と未来的なデザインを組み合わせ、広々とした快適なキャビンを追求する。グラフェン加熱技術や持続可能なナッパベジタブルタンレザーの使用により、車内の豪華さが一層引き立てられている。後部座席はエグゼクティブVIPラウンジのように設計され、大型エンターテイメントスクリーンや機能的なセンターコンソールが備わっている。さらに、64色のパターンとアンビエント照明を備えた星空の天井や、ナノ水イオン発生器も装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 電動モビリティ「ブレイズ」、名古屋本社で試乗体験会開催へ…新商品「スタイル e-バイク」も
  2. レクサス『LM』対抗!これがメルセデスベンツ最高級ミニバン、『Vクラス』後継の最終デザインだ
  3. トヨタの新型『ヤリスセダン』がタイで登場!「アティブ HEV」にはGRスポーツも
  4. 販売わずか3年の希少車種、「角目」のいすゞ『117クーペ』【懐かしのカーカタログ】
  5. 「完璧なフルモデルチェンジ」三菱『デリカミニ』が2代目に! 可愛さも機能も大幅進化で「後世に受け継がれる名車」と話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る