ポルシェ「ターボナイト」発表、色見本帳「パントン」と共同開発の特別なメタリックグレー

ポルシェとパントンが共同開発した特別なメタリックグレー「ターボナイト」
ポルシェとパントンが共同開発した特別なメタリックグレー「ターボナイト」全 5 枚

ポルシェと米国に本拠を置くパントンは9月6日、米国で開幕したニューヨークファッションウィーク(NYFW)において、特別色「ターボナイト」を発表した。ポルシェのターボモデル向けのエレガントなメタリックグレーは、デザインとファッションの世界に新たな刺激を提供するという。

ポルシェとパンドンが共同開発した「ターボナイト」

1962年設立のパントンは、色見本帳で知られる。パントンカラー研究所は年に2回、パントンファッションカラートレンドレポートを発表し、人気色や革新的な色を予測する。今回のNYFW(9月6~11日)では、初めて自動車ブランド向けのカスタマイズカラーが登場した。

パントンのファッショントレンドレポートのターゲットはデザインとファッションの全世界であり、その予測は将来のコレクションに大きな影響を与える。8月にはポルシェが『911ターボ』の50周年を記念し、特別モデルを発表した。限定モデルの『911ターボS』と『タイカンターボS』がNYFWの「ポルシェ×パントン」イベントで展示され、ターボナイトの独自の美しさを示した。

ターボナイトは金色の要素を含むエレガントなメタリック効果を持ち、トップレイヤーはサテンマット仕上げである。ポルシェのターボモデル全体で、リアのロゴ、デイライトオープニング(DLO)、サイドウィンドウの縁取りなどに使用されている。また、フロントのクレスト、軽量アルミホイール、ステアリングホイールにもこの色が採用されている。

2024年初頭、ポルシェは全モデルラインの色彩スキームを見直し、感情的な要素を加えた。標準色、メタリック色、特別色は「コントラスト」「シェード」「ドリーム」「レジェンド」のカテゴリーに分類され、顧客が色を選びやすくなっている。

さらに、ポルシェは「ペイント・トゥ・サンプル」および「ペイント・トゥ・サンプルプラス」を提供し、顧客の仕様に基づいた高度に個別化された色を作成するオプションもある。

パントンは、デザインと製造の各段階で色に関する重要な決定を可能にする普遍的な色の言語を提供している。世界中に1000万以上のデザイナーとプロデューサーがパントンの製品とサービスに依存している。パントンカラー研究所は、カスタマイズされた色標準、ブランドアイデンティティ、製品色のコンサルティング、トレンド予測などを提供している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. ホンダ初のフルサイズ電動バイク『WN7』発表、航続130km…2026年欧州発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る