9日の日経平均株価は前週末比175円72銭安の3万6215円75銭と5日続落。米国株安、為替円高を嫌気し、幅広い銘柄に売りが先行。下げ幅は一時1100円に達した。ただ、引けにかけ値ごろ感からの買いが入り、下げ幅を縮める展開となった。
先週末のニューヨークダウは410ドル安の4万345ドルと続落。この日発表の8月の米雇用統計から米国景気減速への警戒感が強まり、市場では売りが優勢。週間の下げ幅は2023年3月上旬以来の大きさとなった。ハイテク株主体の米ナスダック市場は反落。電気自動車(EV)のテスラは8.45%安と大幅に反落した。
外国為替市場で円相場は一時1ドル=141円台へ円高が進行し、自動車株は軒並み安となった。