ギャレット・モーション、インド科学研究所と協力 ゼロエミッション車両技術を開発へ

ギャレット・モーションがインドに先進研究拠点を設立
ギャレット・モーションがインドに先進研究拠点を設立全 1 枚

ギャレット・モーションは、インド科学研究所(IISc)と協力し、次世代モビリティ技術のための先進研究拠点をバンガロールに設立した、と発表した。

この最先端の研究所は、ゼロエミッション車両技術の開発を加速させることを目的としており、ギャレットの業界専門知識とIIScの世界クラスの研究能力を組み合わせる。

バンガロールのIIScキャンパスにおいて、5000平方フィートの先進研究所の開所式が行われた。この新しい研究拠点は、AI主導の開発とテスト手法に焦点を当て、ゼロエミッション車両の効率と持続可能性を向上させるための差異化されたイノベーションを促進する。

インド科学研究所(IISc)は、1909年に実業家ジャムセトジ・ヌッセルワンジ・タタ、マイソール王室、インド政府の協力により設立された。115年以上にわたり、IIScはインドの先進的な科学技術研究と教育の主要機関としての地位を確立してきた。2018年には、インド政府から「卓越機関(IoE)」に選ばれ、世界大学ランキングでも常に上位に位置している。

ギャレット・モーション・インディアは2005年に事業を開始し、現在ではプネー、バンガロール、マドゥライの3か所に拠点を持つ。プネーにはデジタル化された製造施設があり、バンガロールは研究開発の中心地、マドゥライはITセンターとして機能している。インド国内で1200人以上の従業員を抱え、主要な自動車メーカーと強力なパートナーシップを築いている。特にバンガロールのR&Dセンターは、2011年に開発途上市場向けの世界最小のターボチャージャーを開発したことで知られている。

今回の新しい研究拠点の設立により、ガレットとIIScはゼロエミッション車両技術の研究と開発をさらに推進していく。

《森脇稔》

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