バイク用インカム技術を応用、デスクレスワーカーのコミュニケーションツールに革命か

サイン・ハウスの「B+COM for Work」
サイン・ハウスの「B+COM for Work」全 3 枚

サイン・ハウスは9月11日、バイク用インカム「B+COM」を活用した新製品「B+COM for Work」を発表した。この製品は、デスクレスワーカーのコミュニケーションを変革し、生産性や安全性、OJT効果の向上を目指すものだ。

「B+COM for Work」は、バイク用インカム「B+COM」の技術を応用し、ヘルメットを被って作業することが多い業界に向けて開発された。具体的には、道路交通管理業や教習所、林業、工場内などでの指示系統やコミュニケーションツールとしての導入が期待されている。

「B+COM for Work」の主な特徴として、常時通話が可能である点が挙げられる。一度ペアリングを行えば、最大6人までのグループ内で常時通話ができる。また、圏外や災害時などスマートフォンが使えない環境でも利用可能る。さらに、非常に簡単な操作で一括ペアリングができ、通信圏内に戻れば自動で復帰する機能も備えている。

「B+COM for Work」装着イメージ「B+COM for Work」装着イメージ

通話品質も高く、騒音下でもクリアな音声を提供する。連続通話時間は最大18時間で、業務中にバッテリー残量を気にする必要がない。軽量設計で、本体の重量は43gと非常に軽く、ヘルメットが傾くことはない。寸法もコンパクト設計だ。

この新製品は、9月18~20日まで東京ビッグサイトで開催される「地盤技術フォーラム2024」に出展される。来場者は実機を体験し、個別に説明を受けることができる。

サイン・ハウスは、国内メーカーとしての安心感も提供しており、サポート体制も充実している。今後、多種多様な業界での導入が期待される「B+COM for Work」は、デスクレスワーカーのコミュニケーションを大きく変えることを目指している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
  3. 快進撃のヤマハ、次は「親しみやすいスーパースポーツ」で勝負!?「鈴鹿8耐2025」注目の1台
  4. ホンダ『プレリュード』新型、インドネシアでは「オールブラック」なプロトタイプを初公開
  5. 「日本版より洒落てる」2026年モデルの米国版トヨタ『カローラ』発表に、日本のファンも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る