AI搭載「ロボット犬」が工場を監視、ジャガー・ランドローバーがEV製造施設に導入

ジャガー・ランドローバー、AI搭載ロボット犬「ローバー」
ジャガー・ランドローバー、AI搭載ロボット犬「ローバー」全 3 枚

ジャガー・ランドローバー(JLR)は9月12日、英国コヴェントリーのEV製造・試験施設にAIを搭載した四足歩行のロボット犬「ローバー」を導入した、と発表そた。

ジャガー・ランドローバー、AI搭載ロボット犬「ローバー」

このロボット犬は、ボストンダイナミクス社製で、施設内の監視と保護を担当する。

この施設は複雑でエネルギー密度が高く、数千の資産が常に監視を必要としている。ローバーは、潜在的な運用問題や機器の摩耗を早期に発見し、試験と開発が予定通り進行するようにすることで、JLRとその人間の同僚にとって重要な役割を果たしている。

ジャガー・ランドローバー、AI搭載ロボット犬「ローバー」ジャガー・ランドローバー、AI搭載ロボット犬「ローバー」

ローバーは50Vのバッテリーを持ち、定期的に充電されるが、通常の犬とは異なり、24時間365日稼働できる。AIを駆使してドアを開けたり、階段を上ったり、高トラフィックエリアを慎重にナビゲートしたりすることができる。これにより、人間のエラーリスクを排除し、エンジニアがローバーの結果を分析して、より洞察に富んだビジネスやメンテナンスの予測を行うことができる。

ローバーは高度なセンサーを搭載しており、人間の耳では感知できないガス漏れを検知し、熱センサーを使ってバッテリーの温度を迅速に評価することができる。これにより、技術者が安全に作業を続けることが可能となる。

JLRは、ローバーをライオンズパークのEV施設で活用しており、今後はソリフル工場など、グローバルな産業拠点全体での使用を検討している。ソリフル工場では、『レンジローバー・エレクトリック』の製造準備が進んでおり、ジャガーも完全電動の高級ブランドとして新たな時代を迎える予定だ。

JLRのロボティクスへの投資は、同社の「リイマジン」戦略の一環として行われており、総額180億ポンドの投資の一部だ。

《森脇稔》

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