東レの次世代自動運転コンセプト『APURE』、デザインに高評価…レッド・ドット賞を受賞

東レの次世代自動運転コンセプト『APURE』
東レの次世代自動運転コンセプト『APURE』全 1 枚

東レとドイツのToray Industries Europeが共同で製作した次世代自動運転公共交通のデザインコンセプト『APURE(エーピュア)』が、世界的に権威のあるデザイン賞「Red Dot Design Award 2024」のデザインコンセプト部門でレッド・ドット賞を受賞した。

APUREは、東レグループの先端材料を最大限に活用し、Rhein-Main-Verkehrsverbund(RMV)とneomind GmbHと共同で製作された。RMVが推進する自動運転公共交通の運行実証プロジェクト「EASY」で蓄積された搭乗者ニーズや規制・規格に関する知見を基に、neomindがデザインを担当した。

内装材料には植物由来素材やリサイクル素材を使用し、サステナビリティに配慮している。また、高い収容力、安全性、快適性を兼ね備えたレイアウトが特徴で、実際に走行可能なレベルのリアリティある設計となっている。

今回のレッド・ドット賞の受賞は、これらのコンセプトが提供する高い価値が認められた結果である。さらに、実際に乗降可能な内装を中心としたモックアップモデルが製作され、ベルリン国際見本市会場で9月24日から27日まで開催される国際鉄道技術専門見本市「InnoTrans 2024」で初披露される予定だ。

東レは今後も、「高分子化学」、「有機合成化学」、「バイオテクノロジー」、そして「ナノテクノロジー」の4つのコア技術を駆使し、社会を本質的に変える力のある革新的な素材の研究・技術開発を推進していくとしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
  3. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  4. 「盤石シャシー」に「戦甲車体」採用、ワイルドすぎるオフロードSUVが1時間で9700台受注の人気に
  5. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る