中国で日本人男児刺され死亡、進出企業に動揺、パナHDは一時帰国[新聞ウォッチ]

中国で日本人男児刺され死亡、進出企業に動揺、パナHDは一時帰国(写真は中国深圳市)
中国で日本人男児刺され死亡、進出企業に動揺、パナHDは一時帰国(写真は中国深圳市)全 1 枚

中国深圳市で日本人学校に通う小学生の10歳になる日本人男児が、中国人の男に刃物で刺されて死亡するという残虐な事件が起きた。中国に進出している日系企業の駐在員やその家族に動揺が広がり、日中関係を揺るがす深刻な事態に発展しかねないという。

きょうの各紙も産経が1面トップに「刺された日本人男児死亡、中国当局、詳細情報伝えず」との見出しで大きく報じたほか、各紙も1面や社会面、さらに読売、朝日、毎日、産経、日経が社説のテーマとしても取り上げている。

このうち、日経の2面トップ記事には「中国駐在 家族帯同に不安、進出企業帰国や在宅容認」とのタイトルで「パナソニックホールディングス(HD)が出向者と帯同家族の一時帰国を認めるなど、企業は対応に動く」と伝えながら「在留邦人数は日中関係の悪化などを受けてピーク時の3割減に落ち込んでおり、対中リスクが改めて浮き彫りとなった」とも指摘している。

また、深圳市に比亜迪(BYD)との研究開発の合弁会社があるトヨタ自動車は、「駐在員と家族のケアを最優先に、改めて注意喚起する」としているほか、深圳市に近い広州市に工場を持つホンダは「家族帯同の社員から要望などを聞き、今後の対応を検討する」などと取り上げている。すでにホンダでは販売不振で現地の工場で人員削減に取り組んでいるが、経済減速や失業の増加で社会の不安が高まり、この先も治安の悪化が改善されなければ、暗中模索の中国市場から「撤退」の可能性もあり得るだろう。

2024年9月20日付

●米金利0.5%下げ、4年半ぶり、インフレ鈍化で、FOMC決定(読売・1面)

●電動バイク×自転車、スズキ「モペット」(読売・8面)

●中国EV関税で揺さぶり、EU容認と交渉、輸入規制で圧力(読売・9面)

●東北新幹線連結外れる(朝日・1面)

●損保代理店出向制限、指針策定営業目標を禁止 (毎日・6面)

●日本人男児死亡、中国景気悪化外国人はけ口、日系企業が警戒強化、パナHD、従業員の一時帰国支援 (産経・3面)

●京王電鉄系でも車軸記録改ざん、西武鉄道、基準超す圧力 (東京・23面)

●「二輪のBYD」日本上陸、ヤディア、ホンダより6割安の10万円 (日経・15面)

●自工会会員が不適切事案、下請け取引で(日経・15面)

●車6社、設備投資最高、EV・電池、生産体制急ぐ、研究開発費も(日経・18面)

●ガソリン上昇、174.6円、店頭、原油安で補助金減 (日経・19面)

●日産元役員、無罪求め結審、控訴審、ゴーン元会長報酬隠し、来年2月判決 (日経・39面)

●電動キックボード、事故の17%が飲酒、警察庁まとめ(日経・39面)

《福田俊之》

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