アリババクラウドとNVIDIAの提携が「スマートコックピット」を変える? 自動車向けAIソリューション発表

NVIDIA DRIVE AGX Orin上で動作するQwen-VLは、駐車標識を認識し、複数回の会話を行うことができる
NVIDIA DRIVE AGX Orin上で動作するQwen-VLは、駐車標識を認識し、複数回の会話を行うことができる全 1 枚

アリババクラウドは9月20日、NVIDIAおよびアリババのインテリジェント・コックピット・ソリューションプロバイダーのBanmaと共同開発した自動車向け大型マルチモーダルモデル(LMM)ソリューションを発表した。

このソリューションは今後、中国の自動車メーカー向けに納入され、自動車所有者に対して、よりインタラクティブで革新的な体験を提供し、スマートモビリティの新たな価値を創造することを目指している。

今回の提携により、アリババクラウド独自の大規模言語モデル「Qwen」のシリーズ(Qwen2-7B言語モデルおよびQwen2-VLビジョン言語モデルを含む)が、自動運転車向けの「NVIDIA DRIVE AGX Orin」プラットフォームにシームレスに統合された。さらに、NVIDIAのモデルアクセラレーション技術を活用することで、計算コストを削減し、アリババクラウドのモデルによる複雑なタスクのリアルタイム処理での待ち時間を最小限に抑えることができた。これにより、ドライバーと同乗者には、スムーズで途切れのないインテリジェントな体験が提供される。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  3. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  4. まるでスポーツカー、アキュラの新型SUV『RSX』世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
  5. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る