次世代LiDAR実現へ…ローム、車載ADAS向け1kW級高出力レーザーダイオード開発

ロームの1kW級の高出力赤外レーザーダイオード「RLD8BQAB3」
ロームの1kW級の高出力赤外レーザーダイオード「RLD8BQAB3」全 2 枚

半導体大手のロームは9月25日、車載ADAS(先進運転支援システム)向けLiDAR(ライダー)用途などをターゲットとした、高出力半導体レーザーダイオード「RLD8BQAB3」を開発した、と発表した。

新製品は、3D ToFシステムを用いて距離測定や空間認識を行うLiDAR向けに開発された超小型面実装タイプの125W×8ch高出力赤外レーザーダイオードアレイだ。高放熱基板に設けたサブマウント上に、1素子で8個の発光エリア(各発光幅300μm)を有する赤外レーザーダイオードを設置している。

パッケージの発光面には、面実装タイプレーザーダイオードとしては業界初となるクリアガラスを用いたガラスキャップを採用。これにより、樹脂封止品などで生じがちなダイシング時の傷による光散乱の心配もなく、高いビーム品質を実現するという。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 大阪府警の白バイ、2025年度も「隼オイル」継続採用…過酷な環境でも安定した性能
  2. 「これは欲しくなる!」ランチア『イプシロン』のスポーツグレード登場に日本のファンも注目
  3. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  4. 【トヨタ クラウンエステート 新型試乗】走りそのものに違いを見出すのは難しいが…中村孝仁
  5. マセラティが新型車を世界初公開へ、「トライデント」ロゴ誕生100周年を祝う…グッドウッド2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る