トヨタの燃料電池バス、自社基準不適合部品を使用…環境負荷物質を含有と発表

トヨタ自動車の燃料電池バス「SORA」
トヨタ自動車の燃料電池バス「SORA」全 1 枚

トヨタ自動車は9月30日、燃料電池バス『SORA』に使用する一部の部品において、独自に設定した基準を上回る環境負荷物質(カドミウム、六価クロム)が含有されていたと発表した。

この基準は、日本自動車工業会の自主取り組み目標に準拠したものだ。

トヨタは、対象車両を利用している顧客や関係者に対し、多大なる心配と迷惑をかけたことを深く謝罪。車両運行においては、乗員・乗客および整備担当者の人体への影響はないと説明している。また、商品カタログにおいて「自工会自主目標達成」という不正確な記載があったことも判明した。

トヨタは、サービスキャンペーン(無料修理)を実施し、該当部品を回収する予定。顧客にはダイレクトメールの送付や販売店からの連絡を通じて、速やかに環境負荷物質を含まない部品に交換する対応を行う。現在生産・販売されている車両については、すでに環境負荷物質を含まない部品への切り替えが完了している。

今後、トヨタは調達部品の環境負荷物質の有無についてチェック機能を強化し、再発防止を徹底していく。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る