IHI、ドイツ子会社の解散を決定…自動車向け過給機の需要がEVシフトで減少

IHIターボ搭載:フェラーリ296GTB
IHIターボ搭載:フェラーリ296GTB全 1 枚

IHIは、海外連結子会社でドイツIHI Charging Systems International GmbH(以下「ICSI」)の解散に向けた方針を決議したと発表した。

ICSIは1998年にドイツで設立され、欧州域内の自動車メーカーに自動車向け過給機を納入してきた。

解散の理由として、近年のEV化の動きにより、欧州の自動車メーカーがエンジンの新規開発を中止したことが挙げられる。この影響で、ICSIの新規受注量が今後減少する見通しだ。

IHIは、欧州における車両過給機事業の機能をドイツからイタリアの子会社に集約する方針を示した。また、製品の量産を他地域のグループ会社にも順次移管する計画だ。これにより、欧州域内の自動車メーカー向けの供給責任を継続して果たすことを目指す。

今回の決定は、IHIが変化する市場環境に対応し、事業の効率化と競争力の維持を図るためのもの、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  2. トヨタ『カローラ』米2026年モデル、新デジタルメーター搭載で今秋発売へ
  3. 新型ドゥカティ『パニガーレV2S』日本上陸に「スイングアームアームすげー」「日本じゃ全力は使えない」など驚きの声
  4. 125ccスクーターでもここまで違う!? スズキ『バーグマン』とヤマハ『NMAX』を徹底比較
  5. ホンダ『プレリュード』新型、シビック タイプRのサスペンションとブレーキ技術搭載へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る