トヨタ、衛星と車両データ活用で新たな災害対策技術開発へ

トヨタとスペースシフトが衛星と車両データ活用で新たな災害対策技術開発へ
トヨタとスペースシフトが衛星と車両データ活用で新たな災害対策技術開発へ全 1 枚

衛星データ解析システムの開発を手がけるスペースシフトは10月1日、トヨタ自動車と、衛星データや車両データを活用した事業の検討を開始し、覚書を締結した、と発表した。

近年、台風や集中豪雨などによる被害が増加しており、災害対策は政府や自治体、企業にとって重要な課題となっている。荒天時でも地球上の対象物を観測可能な合成開口レーダー(SAR)衛星の利用は、災害状況の把握に必要不可欠な要素となっている。スペースシフトは、衛星データ解析のAIアルゴリズムを独自開発しており、豪雨などにより発生した洪水の範囲や深さをSAR衛星データから自動的に推定する技術を提供している。

一方、現在のSAR衛星の機数やデータのみでは撮像頻度等に制約があるため、地上のデータと組み合わせることで、より高精度な解析が可能となる。スペースシフトは、トヨタ自動車と連携し、同社が保有する車両のプローブ情報と衛星データの解析結果を組み合わせた技術開発を行っている。トヨタ自動車のプローブ情報は、コネクティッドサービスを利用している車から収集されており、収集したデータを統計処理し、社会課題の解決に活用している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  2. 驚くほど広がる後方視界、ホンダ「Nシリーズ」専用「リアビューミラー&カバー」が発売
  3. 21世紀史上最高の快音マシン “レクサス LFA”が復活!V12のF1エンジンを搭載したF50も登場、ホットウィールの新製品が熱すぎるPR
  4. 注目の125ccスクーター2台をガチンコ比較!「静粛」のアクシスZか?「快活」のアドレス125か?
  5. ホンダ WN7 が初の国産EV白バイに! 2026年1月の箱根駅伝でデビュー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る